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声が大きくなってしまいました!文教委員会 6月16日(木) 

今日は文教委員会でした。
予定の質問は次の4項目でしたが、1つ半できませんでした。

 

1、O-157学童集団下痢症発生から15年を経て

2、無国籍の子どもの就学について

3、学校園におけるジェンダー平等教育について

4、英語教育について

 

市長質問はO-157問題を質問しました。

 

午前中は、
新任議員の小林さんと高木さんが、
議員になられて初めての質問をされました。
うーん、フレッシュ、フレッシュ。
どちらもステキ、ステキでした。
しっかりと質問され、しっかりと意見を述べ、
しっかりと答弁を受けておられました。
えらいなあ、と思いました。

嬉しいですね、こんな女性議員が増えること。
党派や会派がちがっても嬉しいです。

 

私は、O-157問題が15年を経ても解決していないことについて、
いまだに9人ものかたがたが補償交渉にも
応じられないことについて、質問をしました。

また、私が議員になる前から活動してきた
「堺市健康づくり推進市民会議」がずっと行ってきた
「追悼と誓いのつどい」を堺市が主催して行うべきではないか、
今度、追悼文集を作成するが、教育委員会はどうするのですか?
など。

 

今日、時間を取ってしまったのは3番目の質問です。

平成18年、6年ほど前にも同じような質問をしました。
今の石井教育次長さんが、学校指導課長であられた頃のことです。

堺市の学校園で、
国の第2次、第3次男女共同参画基本計画が、
どのように子どもたちへのジェンダー平等教育や、
教員の研修に反映されているか・・。

これについての答弁が、
あたかも「十分にやっています」というような話になっているので、
ちがうでしょ、という話です。

 

なにも担当課長や課だけの問題ではありません。

人権問題は日々、刻々と様変わりしてきます。
次から次に新たな人権問題が生まれてきます。
国の法律や、市の条例やプランさえ
あとからあとから策定されている中で、
それらを無視して、子どもたちの人権は守られていかない。

 

それぞれの部署がみんなでやるという姿勢にならないと。
指導主事や校長先生などに
「ジェンダーってなに?」ときいてみましょうか。

「女子差別撤廃条約ってなに?」ってお聞きしてみましょうか。
言葉一つとっても周知度低いはずです。

 

ああ、疲れましたね。
10年前に引き戻される・・・のか?という感じです。

 

唯一救われるのは、生徒指導課長さんが、
前向きに、誠実にこの件をなんとかしようと
行動してくれそうなところですね。
口先でいくら、私たち議員の前だけで「やります、やります」と
わかったようなこという職員さんは、
目を見ればわかるし、やっぱりしない。

 

あんな答弁で、「よし」とする上司、
あんな答弁をあえて持ってこさせる誰かが、そこに居る。

そうでないとおっしゃるなら、結果をみせていただきましょう。
結果をみればわかることです。

結果が出なければ、「誰が」という質問になっていきます。

 

O-157の問題も、
だれが本気で、だれが誠意をもってやっているのでしょうか。

誠意ってそれほど通じないものなんでしょうか。

なぜ9人もの方が、
話し合いにすら応じていただけないのでしょうか。


議会の答弁調整すら誠意を感じられないのですから。

ご遺族や被害者の方々が、「顔も見たくない」「話したくもない」という怒りと絶望と軽蔑と・・に苛まされておられることは容易に想像できます。

「あなたは、自分の子どもがこんな目に遭ったら、それで済むか?」


わたしには、追悼式を市民会議でやり続けること、
そして15年目にして追悼文集をつくること・・。
精一杯の人間としての思いです。

「大切なあなたを忘れない、そしてごめんね」この思いだけです。

いくらお金なんかで補償しても、大切なあなたは二度と帰ってこない。
あなたの命は何兆円積んだって帰ってこない。
だから、私たちができることは、
何をしたって、本当のところ「解決」にはならないのです。

堺市も教育委員会も、
永遠に「ごめんなさい」しか本当のところそれしかないのです。
しかも「ごめんなさい」では済むことでもないのです。

でも、「ごめんなさい」を本気でお伝えできていないのではないでしょうか。

 

あの事件の時、2歳だった娘が、
今高2で修学旅行に行っています。
娘が送ってくる北海道の美しい風景を見ても私は、
亡くなられた3人のお嬢さんのことを思います。
そんな市民の方も大勢いますよ。
追悼式に毎年、子どもさんを連れて参加する方もいます。
「同じ堺にいて、他人事とは思えない」と手を合わせてくださっています。