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健康福祉委員会 12月14日

おはようございます。
昨夜のふたご流星群を身損ねた朝です。

昨日の堺市議会 健康福祉委員会は、厳しい質疑になりました。
ずっと民放の報道のテレビカメラも入り、大綱質疑に引き続き、
市内の民間福祉施設における子どもの死亡事故についての、
堺市の対応と姿勢が問われました。


 

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もともと健康福祉局の問題でありながら、
健康福祉委員会の正副委員長にすら連絡はなく、
もちろん正副議長にも報告がありませんでした。

福祉施設における重大事故は、消費者安全法にのっとり、
行政が国に報告する義務がありますが、それも知らなかったと。

それでも民間施設での事故だから、議会等への報告は必要がなく、
事業者への聞き取りや指導もすでにしたものの、係争中なので、
司法判断を待ってから指定取り消し等の判断をしようと考えていたと。

健康福祉委員長として、当局に委員会の事前と、
委員会の休憩時に注意をしました。
なんで報告がないのか、なぜそんな木で鼻をくくるような、
冷たそうな答弁をするのか。私は20年前の
O-157学童集団下痢症の時の行政の対応と闘いを思い出していました。

当局の課長レベルの判断だけで議会答弁はできない筈で、
こんな答弁は上の判断であるはず。しかし担当課長二人は、
今までも障がい者に寄り添いがんばってきていました。

議会における当局の答弁は、理事者一致の原則から、
市長、副市長、局長、部長、課長級まで全局部課で共有されます。

今回の件でも、誰かが安易に、従来の行政の木で鼻をくくるような、
古い常套手段の答弁を指示したのか、当局の冷たい答弁案が
上がってきても それを修正する幹部がいなかったのか、
のいずれかであることが推察されます。

行政は、市民よりも自分たちの組織を守るものなんですか?
そういうものだと、私は経験済みですが、
それでは何のための行政なのか、だから議会があるんです。
議会がそれをチェックする役割です。

行政の組織は、法に従い、市民を守るために存在する意義があり、
単なる事務屋集団なら、それこそ民間委託すればいい。
でもそうじゃない。
市長の志が違えば、全く進む方向が変わります。
だから市長選挙があり、市民が選ぶのです。

竹山市長は、子どもの問題も障がい者の問題も
相当熱心に取り組んで来られています。私は間近で見てきました。

それなのに、こんな重要な子どもの生命に関わる案件に、
部下があんな紋切口調の答弁をしていると、台無しです。
要は人権意識が薄い答弁になっているのです。

ヘタな古い役所の論理など、もう通用しない時代です。

最近、とくに感じることは、もっと、等身大の堺市政の良さを
現代的にスマートに表現できる人材が必要。
子どもや市民の人権に明るい人材が必要。

いわゆる役人の域を超える職員を育て、あるいは登用し、
自由にものが言えるしなやかな強さのある市民のための
組織を作ることが求められます。

国際水準、グローバルスタンダードな市役所こそ、
持続可能な堺市を実現できると考えます。

昨日は最終的に健康福祉局長と竹山市長が、
子どもさんの死を悼み、寄り添い今後の対応について、
堺市がやるべきことはきちんとやると答弁されました。

健康福祉委員会の委員は8人。
委員長は質問ができませんが、7人の委員さんが全員、
とても重要な質問をされました。こうした様々な施策提案や
行政のチェックによって、より市政が拡充されていきますね。

今日は、市民の皆さんからいただいた相談案件の答えを持って
一日あちらこちら説明にまわります!

では、爽やかな笑顔の一日を。