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想いの軌跡 2月8日

塩野七生さんの最新刊のタイトルです。
1975年から2012年までの塩野さんの思いの軌跡。


一連の歴史作品とは違う、
塩野さんの「想い」、
人生のいろんな側面や事象についての考察が、
塩野七生節で語られる。

読んでいると胸が躍りだします。

深い洞察と精緻な分析、的確な言葉でつづられる考察。
すかっとして、心にとびこんでくる塩野さんの言葉。

大好きですね。

内容は防衛大学の卒業式での塩野さん自身の祝辞の紹介や、
キムタクの顔についての考察など。
40年以上イタリアに住んでいる塩野さんが。
外から日本や日本人をみて、
さまざまなメッセージを発せられています。

そのとおり!と思わず拍手してしまうほどの指摘は、
時にはシビアな時がありますが、
それでも日本人や日本に対する
深くあたたかい愛情が感じられます。

今朝起きてみると、
塩野さんのこの本の中に顔をうずめていました。ふふふ