塩野七生さんの最新刊のタイトルです。
1975年から2012年までの塩野さんの思いの軌跡。

一連の歴史作品とは違う、
塩野さんの「想い」、
人生のいろんな側面や事象についての考察が、
塩野七生節で語られる。
読んでいると胸が躍りだします。
深い洞察と精緻な分析、的確な言葉でつづられる考察。
すかっとして、心にとびこんでくる塩野さんの言葉。
大好きですね。
内容は防衛大学の卒業式での塩野さん自身の祝辞の紹介や、
キムタクの顔についての考察など。
40年以上イタリアに住んでいる塩野さんが。
外から日本や日本人をみて、
さまざまなメッセージを発せられています。
そのとおり!と思わず拍手してしまうほどの指摘は、
時にはシビアな時がありますが、
それでも日本人や日本に対する
深くあたたかい愛情が感じられます。
今朝起きてみると、
塩野さんのこの本の中に顔をうずめていました。ふふふ