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存在しない女たち 9月6日

おはようございます。晴れやかな朝です。

昨日は、博論の仕上げに、この本を読みました。

 

 

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とくにDXデジタルトランスフォーメーション、
ICTイノベーションの分野における女性の不在、
つまりジェンダーの視点の欠落について学びました。

そもそも日本において、
戦後の日本の民主化における地域婦人団体が果たしてきた
貢献は、社会教育、婦人教育、女性運動史、
女性史においてさえ、研究対象の外に置かれてきました。

だから博士論文を書きました。

世界が「女性の人権」が大切であると共通の認識を持ったのは
1975年の国連婦人の10年メキシコ世界会議からです。

1945年の世界人権宣言から、30年後のことでした。

それから、まもなく半世紀。

SDGsの基盤にはジェンダー平等が人類の死活的最重要課題と
位置づけられていますが、女性が置かれている状況はどうでしょうか。

日本では、女性の72%が働いていますが、
パートタイマー労働者が男性の2倍、賃金は男性より43.7%低いです。

 

このような中、日本でも今月、デジタル庁が設置されました。

石倉さんが事務局長、堺市の岡下昌平代議士が政務官に就任されました。

日本のDXの推進の際、この「存在しない女性」についての
課題について、日本よりはるかに進んでいるドイツ等の研究から、
AIのビッグデータのアルゴリズムやDXのプラットフォームの構築などに、
しっかりとジェンダーの視点や社会的に脆弱な立場の人々への
社会保障の視点を打ち込んでいただきたいと考えます。

 

では今日もコロナ感染防止に気をつけながら、
決算審査の質問の準備をいたします!