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昨日の議員総会 7月14日

おはようございます。

雨が降り続いている朝です。

デュランタ宝塚が咲き始めました。

高貴な紫色に、心が洗われます。

けれど西日本、東日本でまたまた豪雨災害が発生しています。
くれぐれも山崩れや河川の氾濫など、ご警戒ください。

 

 

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昨日の堺市議会の議員総会は、午後8時頃までかかりました。

「伝聞」から始まり、しかもその「伝聞」が作り話だったという
職員の証言やお詫びにも関わらず、つまり確証のない疑惑問題が、
議運を経て議員総会まで。

 

私が懸念していたのは、疑惑をかける側の立証責任と
疑惑をかけられた側の説明責任の有り様です。
議会は立法府であり法廷ではありませんが、
基本的には憲法31条のデュー・プロセスや刑事訴訟法における
「伝聞証拠」の取り扱い等についてきちんと、
踏まえた上でこういうことを行う必要があると考えます。

さらに質疑の中で、関係者の民間人の方々のプライバシーや
個人情報をどのように扱い、守るかという点です。

昨日もインターネット中継がされている中で、
ポロポロと民間人の方々のことが出てしまいました。

先般のテラスハウスの出演者の死亡事件が思い浮かびました。
今後の大きな課題です。

そもそも訴訟などの裁判では、訴訟を起こす側に確証と立証責任が
求められ、それを事前に提出し、証拠として認められるかどうか
協議されます。

通常は、原則として「伝聞証拠」は証拠として認められません。

今回の議員総会は、開催までに提出された「説明資料」が証拠として
足るものかどうかの検証が不十分だったのではないかと感じます。

議会だから一方的に疑惑をかけられた側の説明責任を求めてもいいと
なれば、言うたもん勝ち、言われた側は議員生命に関わるかも
知れないほど晒される、ということがまかり通るのではないかと、
危惧するところです。


確証のない「疑惑」をかけ、軽々に個人名を出して、
マスコミにリークしたり、SNSで発信して、
結局真実がわからないというなら、その行為は卑劣な人権侵害であり、
議員を対象とするなら、悪質な印象操作だと言わざるを得ないのでは
ないでしょうか。もしそうなら、それは単なる中傷誹謗であって、
そんなことをするために議会を利用するのは、
議会や市民の皆様への冒涜に他なりません。

 

今回、マスコミ各社が一部を除いてほとんどこの「疑惑」を
報道されなかったのは、やはり「信憑性」に欠けており、決め手となる
確証がなかったからだと思われますし、
報道機関にはやはり良識がお有りなのだと思います。

結果、昨日は何が本当だかわからないというところで終わり、
今後この件をどうするか、各会派の意見を集約し、
4役が検討されることになりました。

どうするかと言っても、議会は捜査機関でもなく裁判所でもありません。
ただ名誉を傷つけられた側の挽回の措置を行う必要はあると思います。

また、民間人の方々のプライバシーを守るために今からでもできることは
全て行う必要があります。

今、このコロナ禍で、さらに豪雨災害が発生している中で、
議会がまず何をするべきかは、歴然としています。

私自身の反省も込めて、書きました。

様々な警報が出ている対象地域の皆様の安全を願います。