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SAKAI 観光戦略その1 6月20日(月)

2006年にUN WOMENの旧組織である

UNIFEM(国連女性開発基金)の創立30周年のパーティーが、

ニューヨークで開催されました。
パーティー形式ではありましたが、

パーティーというより、ガラ・ディナーといって、

その参加料(席料)が「女性への暴力撤廃」のための

UNIFEMの取り組みへの募金となる仕組み。

だから、一番安い席からお一人様6万円、36万円、60万円まで。

このような寄付金集めの催事は欧米では普通に行われているのです。

なぜなら、あちらの国々は日本と税制が異なっていて、

このような国連関係や福祉関係の取り組みに対する寄付は、

税金控除が行き届いているのです。
日本でもないことはないのですが、対象や団体が限られています。

このときはUNIFEMの親善大使である、

ニコール・キッドマンさんが主催のガラでしたから、

まあ、そうそうたる人たちが世界中から来られていました。
堺市からも28人参加しましたので、

「日本」というより「SAKAI」の文字が、

プログラムなどのあちこちに紹介されていました。

参加者の広報にもぬかりが
ないのです。
「SAKAIってなに?」と

シルクの真っ白なターバンの女性に聞かれました。
「都市の名前です」
「日本のどこにあるんですか?」
「大阪です」
「大阪ってどこですか?東京?京都?神戸?」
「ここです」と私は、海外へ行くとしょっちゅう、聞かれますので

日本地図を持っていきます。指で示すと、「ふふ〜ん」
「SAKAIって日本語でどういう意味?」
「国と国、町と町の境目、という意味です」
「ふふ
ん」 

この女性は、

アフリカ大陸初の女性大統領、エレン・サー・リーフさんの代理で

UNIFEMからの功績表彰を受け取りに来られていた、

リベリア共和国の男女共同参画大臣でした。

私のブルーの着物をドレスにしたいとずっとおっしゃっておられました。

今でもときどき、ご連絡しています。

 

 

リビアの男女共同参画大臣

 

 

「SAKAI」ってもっと有名にならなきゃ。

神戸はなぜかしら、大震災や異人館などより、

とにかく「神戸ビーフ」で有名なのです。
世界一の仁徳御陵があっても、堺市はまだまだ知られていません。

わたしは、海外へ行くとき必ず英語版の堺のパンフレットを持参します。
どこでどんな方が関心を持って下さるかもしれないし、

その人の心に必ず印象に少しでも残っていただくように

お話しています。
日本へ来られたら、

京都も神戸も堺へも行きたいと思ってもらえるような

戦略が必要です。
この
リベリア共和国の大臣にも、パンフをお渡しし、

メールでUNIFEMの日本事務所が東京ではなく、

堺に来ましたよ!ってご連絡すると、

堺ってすごい街なのね、とおっしゃっていただけるのです。