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女性図書館 in ボローニャ 7月8日(金)

南アフリカ共和国の駐日大使館の

広報官である横山眞理子さんは、

テレビや映画を制作するプロデューサーです。

彼女が以前、

星野眞理子の名前で

「ボローニャの大実験」という本を書いておられます。
この本には、

星野さんが、番組制作のため、

今は亡き井上ひさしさんと共にボローニャを訪れ、

取材や制作を通じてボローニャの歴史遺産や人々の生き方、

また現代の街づくりについて、

日本にも十分に参考にしたり、

真似たりすることができるように、

都市創造のヒントが至る所にちりばめられたものです。

星野さんの視点が、

ぶれないスタンスで描かれています。
一人の人間が、

今を生きていることについて、

必ずそのルーツを歴史と文化にたどり、

その町や国の政治や教育、

またその時の世界状況すらも見逃さない。

かなり深いところまで、

様々な多くの人々にインタビューし、

交流しながら、

事実と真実?を記録する。
かなりシビアな視点で。
私が星野さんを尊敬するのは、

彼女がきちんとジェンダーの視点も含めて

すべての作品に挑んでおられること。

だからボローニャにある世界でも有数の、

しかしほとんどわが国では紹介されていない、

「女性図書館」なるものが登場する。
私自身もしょっちゅうこの本を読みなおしています。

議員として堺のまちづくりを考え政策を立案するヒントが

いっぱいあるからです。

昨夜星野さんに久しぶりにお電話しました。
南アフリカのアパルトヘイトの話になりました。
来年の1月に向けて、

何やら星野さんの触角が動き、

活動を始められた模様。
社会性の高い、

彼女の「人間」への熱い思いが、

透き通るような端正な容貌からは想像つかないほどの激しさで、

伝わってきます。

また堺にお越しになりたいとのこと。

私もひとつ大きなプロジェクト、

ぜひ星野さんとも一緒に堺で、

と取り組みを進めています。

 


 

ボローニャの大実験 - 都市を創る市民力

 

ボローニャの大実験 - 都市を創る市民力
星野 まりこ (著)
出版社: 講談社