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堺 自由の泉大学フェスティバル・修了式と3本の歯ブラシ 3月28日

樋口恵子学長を迎えてのいわゆる卒業式に来賓として招かれました。
竹山市長、芝村教育長など関係行政の来賓もお越しになっている、

本当に一日中多くの人にあふれたフェスティバルでした。
110もの講座、150人近くの講師、年間190回にのぼる教養講座。
今年度のテーマは「生命のへの共感、ジェンダー平等から平和を」。

 

竹山市長の祝辞

 

午前中は記念式典。午後は学習発表や展示のフェスティバル。
樋口恵子学長のごあいさつは、いつ聞いてもお見事です。
特に今年度は、東日本大震災による

日本列島の上部3分の一が壊滅状態になり、

多くの方々の大切な命が奪われてしまいました。
樋口先生もずいぶん落ち込まれたそうです。
救われたのは天皇皇后両陛下が被災地にお見舞いに行かれた際、

避難所で皇后陛下が一人一人の方々に、

「生きていてくださってありがとうございます」とおっしゃっておられるのを

テレビでご覧になられ、そのお言葉に救われたとのこと。
その日から、樋口先生も改めて「長寿の意味」をまたポジティヴに

考えられるようになられたとのこと。
「生きる意味」を語られました。


樋口恵子学長式辞


樋口学長との対談も大いに盛り上がり、

笑い、泣きながら、サザエさんのこと相撲のこと
「私が、初代 若乃花のおかみさんになっていれば、

いまごろ女性もふつうに土俵にあがっていただろう」と結ばれる

樋口先生に拍手喝采でした。


仰げば尊しの斉唱、受講生のお礼の言葉も感動的でした。
結婚して7年間子育てをしてこられた女性が、

ようやく社会との接点を見つけ、

新たな人生をスタートしている喜びを伝えてくれました。

その内容に竹山市長も「すごいな」と感動された様子でしたし、

芝村教育長もうんうんとうなずいておられました。

 

堺 自由の泉大学「2011年度堺 自由の泉大学修了式

※堺 自由の泉大学のサイトでもお礼の言葉を詳しくご紹介しています


受講生のお礼の言葉

英会話講座の長野さん、子育て中の女性が堂々と。

素晴らしかったです。


仰げば尊し みんなで歌いました。


午後からの学習発表と修了証書授与式もにぎやかに、

晴れ晴れとした修了証書をもらった方々が笑顔にあふれていました。

樋口先生が、

「ほんとに堺はすごいわね。

この女性センターにはほんとに息苦しいほど、

たくさんの人が集まっている、すごい。

さすがにあなた方の先輩が3本100円の歯ブラシを売って

苦労して建てられただけの成果が出ているわね。」と。


わたしも、この大学には、堺の誇りと堺市民の情熱があり、

感動のあまり風景がうるみました。
ありがとう、女性団体の先輩たち、と空を仰ぎました。