先ほど掲載した論文を良として掲載したわけではありません。
基本的にはやっぱり男性の有識者が書いたもので、
背景にジェンダーのベースが見えてこないな、
というのが率直な感想です。
教員にはより強い倫理性が求められる・・
職種上のストレスから云々。
ストレスがあるからわいせつ行為でストレス解消ですか?
そこの部分の肝心な考察がないのは、
ジェンダーのベースがないから。
法的観点からして相当。
「わいせつ行為」を限定しても
教員のわいせつ犯罪は多いということですが、
法はもちろんのこと、
「やられる側」を基本に考えたら、
もっと多くなるわけです。
性的嫌がらせ、
つまりセクシャルハラスメントなどは
立派なわいせつ行為ですから。
ただ、市教委や堺市が職員研修をする場合の
端緒にはなると思います。
教員は、一般社会よりわいせつ犯罪が多い
というところからスタートするわけですから。
私の友人のダイアナ・ラッセル教授は女性の研究者ですが、
性犯罪の加害者の男性を調査し、
なぜ性犯罪の及ぶのかを論文にまとめています。
また売春をさせられる女性たちのプロセスや
思いも調査して別の論文をまとめています。
すでに前者の論文はアメリカの警察が採用して、
性犯罪の防止プログラムン度に取り組んでいます。
大量の論文ですが残念ながら、
翻訳されていません。
でも英文ででも読む価値がありますので、
またご紹介します。
ときすでに20年くらい前の論文ですが、
今でも読む値打ちがあります。
キャサリン・マッキノンなどの
ポルノが性暴力であることの本なども
有効なテキストになります。