女性新入社員は、“専門職志向”が依然として6割を超えている一方、“管理職志向”が3割弱に達して過去最高です。日本では諸外国に比べると女性の管理職登用が遅れていますが、少しずつ増加してきています。女性新入社員にとっても、自身のキャリアの見通しにおいて管理職を志向する人が増えてきているようです。
という記事をインターネットで見つけました。 日経ウーマンオンラインに概要があったので、もともとの意識調査産業能率大学のホームページまで行ってみておきました。まだまだ高い数値とまでは言えませんが、「男女別では、男性新入社員の管理職志向は56.8%で、過去最高だった前年度より0.1ポイント減少した。一方女性の管理職志向は28.7%と、前年度の23.1%から5.6ポイント増え、過去最高を記録した。」という点で、女性の意識が変わってきていることが重要だと思います。
以下引用です。
まずは日経ウーマンオンラインから
女性新入社員の管理職志向が上昇
日経ウーマンオンライン(日経ヘルス) 6月20日(水)17時37分配信
産業能率大学は、2012年度入社の男女514人を対象に実施した新入社員の意識調査の結果を発表した。それによると、将来管理職に就きたいと考える女性新入社員が増えていることが分かった。
回答者全員に将来の進路を尋ねたところ、管理職として部下を動かし、部門の業績向上に関して指揮を執る「管理職志向」を挙げた人は48.1%で、過去最高の前年度と同率となった。役職には就かず、担当業務のエキスパートとして成果を上げる「専門職志向」を挙げた人は41.7%で、依然4割を超えているものの、過去最低の水準となった。
男女別では、男性新入社員の管理職志向は56.8%で、過去最高だった前年度より0.1ポイント減少した。一方女性の管理職志向は28.7%と、前年度の23.1%から5.6ポイント増え、過去最高を記録した。
最終的に目標とする役職は、「地位には関心がない」という回答を除くと「部長クラス」(22.9%)が最も多く、初めて2割を超えた。次いで「役員」(19.6%)、「社長」(14.3%)、「課長クラス」(6.1%)と続いた。
また、「ミクシィ」「フェイスブック」「ツイッター」といったSNSの利用状況について尋ねたところ、86.9%が登録しており、58.8%が「毎日利用している」と答えた。登録者に就職活動でSNSを活用したか聞いてみると、「活用した」という人は21.4%にとどまった。
→ 以下産業能率大学のホームページから引用します。
http://www.sanno.ac.jp/research/fresh2012.html
2012年度新入社員の会社生活
学校法人産業能率大学は、新入社員の働く意欲や新社会人としての意識、将来の目標などに関するアンケートを実施し「2012年度新入社員の会社生活調査」としてまとめました。
この調査は、3月28日から4月11日まで、本学の産能マネジメントスクールが開催する「新入社員研修セミナー」の参加企業の新入社員のうち150社550人を対象に実施し、514人(男性356人・女性158人)から有効回答を得ました。本学では1990年度から、この調査を「新入社員の会社生活調査」として継続して実施しています。
結果概要
将来は管理職 過去最高
将来の進路を尋ねたところ、“管理職志向”(管理職として部下を動かし、部門の業績向上の指揮を執る)が48.1%で、前年度と同率で過去最高でした。“専門職志向”(役職には就かず、担当業務のエキスパートとして成果をあげる)は41.7%で、依然として4割を超えていますが過去最低の割合です(下図)。
男女別にみると、男性新入社員は管理職志向が56.8%で、過去最高だった前年から0.1ポイント減少したものの高止まり。
女性新入社員は、“専門職志向”が依然として6割を超えている一方、“管理職志向”が3割弱に達して過去最高です。日本では諸外国に比べると女性の管理職登用が遅れていますが、少しずつ増加してきています。女性新入社員にとっても、自身のキャリアの見通しにおいて管理職を志向する人が増えてきているようです。
早く戦力になって貢献したい
働き始めるにあたって、「早く戦力になって会社に貢献したい」と思うか、「地道にコツコツ働きたい」と思うかを二者択一で尋ねたところ、「早く戦力になって会社に貢献したい」が58.7%でおよそ6割を占めました。これは09年度と11年度にも尋ねており、この中では最高に達しています(下図)。
最終目標「部長クラス」初の2割超
最終的に目標とする役職・地位を尋ねたところ、「地位には関心がない」を除くと、「部長クラス」が一番高く22.9%で、初めて2割を超えました(下図)。
「部長」が昨年から3.8ポイント増加した一方、「社長」「役員」は前年からそれぞれ 3.1ポイント減少しています。
定年なしでいつまでも働く 過去最低
定年退職に適した年齢を尋ねた結果、もっとも多いのは「65歳」で48.7%でした。「60歳」と「65歳」をあわせた “65歳以下”の割合は80.6%と過去最高に達し、一方で「定年なし(働きたければいつまでも)」は15.7%で過去最低でした(下図)。
SNS 毎日利用は約6割、ソー活は約2割
ミクシィ、フェイスブック、ツイッターなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の利用状況について尋ねたところ、「毎日利用している」のは58.8%と6割弱に達しています(下図)。
SNSに利用者登録している人に対して、就職活動でSNSを活用したかと尋ねたところ、「活用した」のは21.4%でした(下図)。
調査報告書の全文をPDFファイルで提供しています