議員事務所に大学時代の恩師から、
1冊の書籍が届けられました。
ああ、国際政治学がご専門の瀬川博義教授からです。
30年ぶりですね。

医学部を受験して不合格で、
いやいや2次か3次の試験を受けて通った大学。
なぜかしら、あのころは興味のなかった英文科で。
だいたい三国ヶ丘高校を落ちてからの数年は、
うだうだ面白くない人生を送っていましたね。
落ちこぼれ組だったですね。
何をしてたんかな、と思うくらい目的を失っていました。
しょうがないから、塾のアルバイトをしては、
海外に出かけて行って美術館めぐりをしていましたね。
でも瀬川先生の授業はすごかった。
国際政治と人権に詳しい、
右でも左でもなく、
たんたんと「人間」を柱にすべてが語られていく。
学生には、厳しいけれど愛情のあることがわかる先生でした。
卒業後、製薬会社に勤めましたが、
母から「国際的な人権問題を話せる先生はいないか」
と問われ、紹介したのは瀬川先生でした。
瀬川先生は、堺で講演をしてくださいました。
その瀬川教授から、送られてきた書籍は、
もちろん先生の自著です。
今は神戸の舞子にいらっしゃる瀬川先生の本は衝撃的です。
「アルメニアの虐殺」
覚えていてくださったのですね。
同封されている新聞記事には、
面影のある瀬川先生のお写真も。
30年という時の長さを感じましたが、
相変わらず先生の眼の力は写真からでも感じられます。