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2013年に寄せて 1月1日

春の光に包まれた新年のはじまり。

年末の仕事も雑事もなんとかクリアし、

ゆったりとしたお正月を過ごしました。

 


とはいえ、

元旦から受験生二人のお弁当作りに始まって、

日中家族がそろわないお正月は

 我が家では初めてのことです。

こうして子どもたちが、

それぞれの道を歩み始めるんですね。


やっぱり不安定そうな政局の中で、

今年は初詣の参拝客も例年より少なかったように思います。

もはや神頼みすらあきらめてしまっている方が

多いのでしょうか。


明確なヴィジョンを描き、

細部をこつこつ詰めていく。

そんな政治が求められます。

すべての政策の芯には「人権尊重」が

バシッと埋め込まれている必要があります。


今さら口先だけのうわついた政治など

全く支持されるはずもありません。

大きな声で、

まちがっていることでも「言い切る政治家」が、

わかりやすいという「感じ」で

支持されているのかもしれない。

でも実際に言っていることと、

やっていることが違っているようでは、

いずれ本当の意味で有権者も気づきます。


小泉劇場のころから、

どんな著名な経済学者や評論家が大臣になっても

日本の景気は良くならなかったですね。


要は権力者の良心、

政治家の政治家たる本領が不足しているのだと

いわざるを得ません。


個人攻撃や政党どうしの罵詈雑言に始終してきた国会。

肝心の震災復興や政策立案はそっちのけです。

それを地方議会でもまねようとする。

一様に同じ言い方で為政者のイメージダウンを策謀する。

一方で、「庶民の味方」という聞こえのいい

「改革」論で票を集める。

なかなかの戦略。

というより戦後60年以上も同じ政党が政権をとり、

どこかで安穏としすぎて、

政治が国民の思いと乖離しすぎました。

その結果、有権者は政権交代をのぞみ、

しかしそれもあっけなく水泡と化し、

その隙間にポピュリズムの寵児が現れ・・・。



どこまで調子に乗るのか、

わかる市民の皆様は冷静に見ていると、

私は実感しています。

年末年始の忙しい時に、

議事録をしっかり読んでおられる方もいるのは感激です。


政治家は単なる論客ではないので、

テレビのトーク番組などで

言い放題でギャラをとる人々とは立場が違うのですよ。


議員の発言はブログであれ、ツイッターであれ、

ましてや議場での発言は気をつけないと墓穴を掘りますね。


今年は参議院選挙と市長選挙があります。


何様かと思うようなえらそうな口調と、

だれかの模倣をしているつもりでも、

全く品性も知性もない薄汚い人格が見え見えの

たちの悪い論調で議会の品格が損なわれるのは、遺憾です。

議会の品格を損ねるというのは、

市民の皆様を愚弄することにつながるからです。


市長は明確に答弁しておられますが、

当局の答弁は概して弱い。

議事録は未来永劫残ります。

そして議事録は議員の発言が事実と異なっていることでも、

答弁がきちんとしていなければ、

疑義をかけられたままひとり歩きをしてしまうので、

否定すべきはきっちりとその場で糺すことが必要です。


2013年。

今年は亡き母、山口彩子の13回忌でもあります。


自分自身でも新たな挑戦を決意し、実行します。

肩肘をはるのではなく、

これまでの歩みを変革に向けて、

また皆様とともに「佳き時代」と社会をつくっていきたいですね。


皆様のご多幸と、

堺市のますますの飛躍発展を願い頑張ってまいります。

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。