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大損 2月5日

平等社会の実現はなぜ必要か。

答えは明白です。

人類社会の進歩と発展のために必要不可欠です。


すべての人が、自分の力を発揮できる社会が必要です。

女性だから家事育児、介護をしてればいい、

ハンディキャップがある人や高齢者を閉め出すような、

そんな社会に発展はありません。


ロダンとカミーユ・クローデルの話にしても、

男女の愛憎劇ばかりが強調されますが、

同時にカミーユのあの豊かな才能が、

女性であるという理由だけで光があてられなかったことが、

人類の美術力においてどれほどの損失か、ということです。

文学の世界もそうです。


世界と日本の美術史や文学史が本当に男女平等であれば、

もっともっと豊かなものになっています。

そのことは経済の活性化をもたらし、

人類の進歩を早めたに違いありません。


不平等社会は大損の社会です。

付け加えるなら、

誰かにとってあまりにも不当な扱いをされることは、

まず気持ちが「不快」になり、

その不快はいつか必ず爆発するということは

歴史が証明しています。