青い鳥である。
自閉症の人たちがつくってくれた写真の「青い鳥」。

私が女性団体に入会した２７年前すぐさま福祉部に配属された。

福祉部は、女性団体が昭和23年７月に結成された時から

設置されていた専門部会。

錚々たる先輩女性たちが、誇りを胸に障がい者団体における、

あるいは病院のつきそいなどのボランティアに明け暮れていた。

数年後、当時、中百舌鳥にあった、

自閉症センターの浦郷さんという女性と知り合った。

日本は女性の人権にしても

障がい者の人権や自立についても

あるいは難病や疫病の人々の問題についても、

当事者が運動しなければ、何も始まらない。

浦郷さんたちは、

自閉症のお子さんの子育てをしながら様々な運動や、

国、府、市との交渉を行っておられた。

そして２０年以上にも及ぶ運動の成果として、

堺に通所施設を完成された。

私は母と共にそのお手伝いをさせていただき、

施設完成直前にいただいた。

この青い鳥は、今も私の机の上で、こっちを向いてくれている。