先日、東京出張の際、お会いした佐々木なおみさんは、 もともとイタリアのシチリアに住んでいる。 はじめてお会いしたのだけれど、電話で何度かお声を聞いていて、 とても感じのいいお嬢様だと思っていた。 お会いしても、やっぱりとても感じのよい方でした。 彼女が下さったのが、『イタリアのオペラと歌曲を知る12章』という本。 厚み4,5センチほどの分厚い単行本です。 市民オペラを思い出しながら、 また友人の小林陽子さんが毎年連れてくる ウィーンの本ちゃんオペラを思い浮かべながら、 佐々木なおみさんがオペラの研究者であることを知りました。 パリのオペラ座みんな学生時代の安旅行で行ったことがありますが、 すごい!としかいいようがありません。 オペラはわかりません。ウフフ。 私の大好物の干しいちじくをお願いしたりするのです。 ウィーンの国連本部に母と「軍縮・平和会議」に参加した時、 夜オペラを見に行きました。 わたしにはその建築や装飾が一番興味を引き、 さらにオペラが始まる前に、 タキシードの紳士と毛皮のロングコートを羽織った女性たちが、 オペラハウスの外の屋台で、ホットドッグと白ワインを両手に 立ち食いをしている風景が「おいしそうやなあ」と印象的でした。 愛と情熱と悲劇にあふれていそうな、 この本から読ませていただくことにします。
出版社: 東京堂出版 |