なでしこ、撫子、大和撫子 今回の女子サッカー日本代表が世界一になったことで 大胆、勇気、純愛だとは知りませんでしたが。 ワールドカップ優勝がもたらした問題提起の中で、 一番うれしかったこと。 いち早く注目されていることです。 女子選手は総額約8000万円、で 一人最高額が年棒300万円にとどまっていること。 婚約者に「僕とサッカーとどっちを取るのか」と、迫られて、 「サッカー」と答えたというのですからすごい。 結果論かもしれませんが、 「サッカーやめて、僕のために食事をつくり、 僕の世話をし、ぼくの帰りを電気を灯して待っといてくれるか、 世界一めざして大好きなサッカーを続けることとどっちを選ぶのか」 という質問ですから、 答えはたいてい明白です。 しかし時にそれは都合のいい大義名分と化し、 無料家政婦、無料セックス、 子生み・子育ての機械、夫の親の無償介護つき、 気に入らなければ殴って言うこと聞かせればいい、 極端かもしれませんが、、 そんな便利な存在を正当化してきたところ、 多々ありです。 低かろうがそんなことは問題ではないのです。 人生の目的を定めた人たちは条件より、 自分自身が日々どう生きるかということを、 考え、がんばり、楽しむことが一番なのです。 それをお互いに認め、共有し、 支え合える人としか結婚なんてできるはずありません。
少なくとも女たちの腹の中では、 まちがいなく正直に変わってきている。 だから優勝したのです。 「サッカーとあたしとどっちを取るの?」 なんて今時せまる女性がいるでしょうか? その背景には、女性の仕事にたいするまず、 尊重が見られません。 なぜ女性が仕事を続けることが軽く扱われるのか? 賃金が低いからです。 男性総体の所得を100としたら、女性は67です。 (厚生労働省 雇用均等・児童家庭局2009年9月のレポートより、 2008年の数値) 日本の男女の賃金格差(一般労働者 男女間の給与所得格差)は 世界レベルで見ても途上国を含めても大きいのです。 一人で食っていけるものでもないし、 ましてや家族を養えるわけじゃないだろうが、 ってとこですね。 この世界不況の中で、 男性もリストラや職にありつけない、 低賃金化している中で、 共働きが当たり前のような時代になり、 晩婚化が進み、当然少子化も。 女性の人生の面倒を見れた時代も終焉を迎えています。 女性たちは考えているのです。 かつてのような結婚神話も崩れ、 じゃあどうやって生きるのかを。 女子サッカー選手の所得を男子以上にするのが本来ですよね。 総体として良くないですね。 何十億円というのがめだっていますけど。 バレーや柔道、アイススケートなど世界的にメダルを取れている スポーツ選手たちのその後、というのは、 他国と比べても待遇が良くないですね。 国家の名誉と威信(あまり選手は意識してないと思いますが)を 輝かせている選手の待遇が悪くてどうするのですか。君が代を立って歌わなかったら処分、 などという前に、 楽しんでプレーしながら、 結果、日の丸を世界にはためかしてくれた「なでしこ」に 最高の実質的な栄誉を。 女に「ぼくと仕事とどっち取るの?」なんていわないよねえ。 たぶん、「なでしこ」のイメージが変わったと同様に 「さむらい」のイメージも変わったのかもしれませんね。 しっかり家事育児も楽しめばいいじゃない。 イケメン、イクメン、このごろイケメシ。 むしろカッコイイ。 中身空っぽの「強さ」なんて必要としていません。 それを共有できるパートナーがすてきなのです。 別にお互いの顔色伺うような、 生き方することないですよね。 だれが誰かを守れるというのですか? 自分で考えて行動する、 自己責任をもったうえで解決していくことが、 楽しいと言える社会をつくるんですよね。 やっぱり、なでしこジャパンはかっこいい! |