ホームのりこの部屋 > 麗子さんが いっぱい 11月6日
のりこの部屋
月ごとに読む

麗子さんが いっぱい 11月6日

岸田劉生展が、劉生の生誕120周年記念ということで、

大阪市立美術館で開催されていました。
私にとっては32年ぶりの劉生展。

240点を超える作品が展示されていました。
すごい展覧会です。

じつは麗子さんよりも、どうしてももう一度見たい絵があったのです。

齢、二十歳・・京都の美術館にチッチとサリーのマンガが流行っていた頃、

サリーというニックネームの友人と共にでかけた岸田劉生展。
美術館の中は人込みでごった返していましたが、絵の中から太陽の光が溢れ出るように明るい風景画に、ぐっとひきつけられました。

20メートルくらいは離れていたのに、その絵は、ひときわ力がありました。
あれから32年。忘れることはなかったほどです。

嬉しかったなあ。
今日再会できました。

ずーっと絵の前を近づいたり、遠のいたりしながら見つめてきました。
「道路と土手と塀」という題の絵です。

国の重要文化財になっていました。

 

 

今日は夫はゴルフなので、3人の子どもたちと私がチーム。

 子どもたちも、小学校高学年用の説明のイヤホンを借りて、本格的に見ていました。

彼らの母は、美術館に来たら、彼らのことは忘れて絵に集中するということを、子どもながらに修得しています。迷子になろうがどうしようが、そうならないようにおとなしく、つかず離れず、自分たちも展覧会を楽しむこと。直感で好きな絵を見つけること。母がそうしているように。まさかこどもであっても会場の中を走り回ったり、兄弟げんかなどしようものなら、母の静かなる檄が飛んでくることを、承知しています。

ただ、美術館を出てから、子どもたちがどの絵が好きか、なぜ好き?どんなところが好き?などと聞いて、話しをします。
結局は好きに理由はなくて、なんでかしらんけど好き、という話になるのですが。それでいいんだと思います。いいねえ、あの絵も確かにいいよねえ、と。

自分がそうであったように、おそらく子どもたちにとっては、テレビや子供向けの映画やゲームセンターの方が面白いに決まっているのかは知れませんが、あんたたちも自分の子どもができたら、たまにはこうやって、いい絵を見に連れてきてあげるんだよ。と言っておきます。

うん、いい秋です。天王寺公園の慶沢園にも入りたかったですが・・。
岸田劉生展を堪能できました。

芸術の秋してるって感じですね。

 


わが家のレイコさん?!

 

麗子展

 

大阪市立美術館

 

きれいです