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外交的思考 2月16日

先月、東京大学大学院の北岡伸一先生の活動をお祝いする会に、

寄せていただいた際、お土産に下さった書籍がある。

 

「外交的思考」 千倉書房 定価1800円+税

 

なんともおもしろい。

3部構成で、

外交的思考、

書物との対話、

バッターボックスに立て、

となっていて


外交的思考は、国民感情というものという題から始まり、

マッカーサー元帥の言葉が引用されている。

憲法9条のこと、日中歴史共同研究のこと、

サミットにおける日本の役割のこと、国益とは何か・・など、

深い多角的な政治の洞察がはかられます。

書物との対話では、「文明論之概略」再読から、

松本清張「史観宰相論」を読む、から
山崎正和「歴史の真実と政治の正義」に寄せてまで。

バッターボックスに立て!では、

少年も大志を抱け、運命の女神、など

北岡さんがいままでに新聞などに書かれてきたエッセイなどが

収録されています。

議員にとっては、

とても役に立つ北岡教授の考察です。
今、わが国の第一線に立っている教授が、

東大を辞職され、新たな境地で自由に研究活動をなさることは、

私にとっても大きな期待です。