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ラグーサの福音 5月7日

きのう深夜に、私のお気に入りというより、

心の宝石箱と思っている「ラグーサに流れるもの」というブログを

ひさしぶりに拝見しました。
イタリアのシチリアにあるラグーサ地方にイブラという

とてつもなく美しいまちがある。
その町の美しい風景に、作者が上質のオペラ音楽をのせている。
こんな素敵なブログを作る人と巡り合うなんて、思いもよらなかった。
彼女はこのブログにはイタリア語名で登場しているだけっだったし、
まさか本当に親しい友人である人の娘さんであるなんてこと、

国連の事務所を堺にと一緒に大仕事をしてくださった方の

娘さんであるなんてこと想像もつくはずがありませんでした。
彼女と初めて出会ったのは、東京の帝国ホテル。
日本文学の与謝野晶子と萩原朔太郎の研究者で、

世界で最も古いといわれているシチリアのカターニャ大学で教鞭をとる

ルカ・カッポンチェッリという夫さんとともに。
そのとき彼女が日本に4人しかいない

女性の音楽博士であるということも知り、専門はイタリアオペラ。

そんな女性のブログですから、

音楽性、文化性ともにその深い感性にひれ伏したくなるような思いです。
日本語もすてき。

昨夜はしばらくイブラのまちの風景と情感あふれる音楽に身をゆだね、

ぼおーっとしていました。

とくに「一本道の先に」というタイトルの

リヒャルト・ストラウスの「4つの歌」の第4曲、

「明日Morgen!」の映像と音楽にうっとり。
最高のゴールデンウィークの最後の夜でした。