暗闇に浮かぶピンク色のフラミンゴ。
難波のライブカフェの前は行列ができていた。
中に入ると120席のシートは既に満席状態。
熱烈なファンが前の席を埋めている。
ハンナ、ホイットニー・ヒューストン追悼公演。
7月には、アメリカで歌うというハンナ。
昨日私は、この店にくるまでものを食べる暇がなかった。
イタリアン料理のメニューを友人らが矢継ぎ早に注文。
コンサートが始まる。
いいね。
日本の歌謡界は演歌の世界以外、こどもの歌ばかり。
あれを歌と言えるのかどうかは別、というレベルのもので、
こういう大人のポップスはなかなか聞けない。
貴重な存在のハンナ、だと思う。
気の強い女が、受け入れられにくい、
というより男社会でありながら、度量の小さい男社会は、
しっかりしている女にまともに正当な対応ができない。
未成熟な男が権力を握っている社会は、
文化も成熟しがたい、と言えると思う。
そんな中でハンナは頑張ってきた。
歌っているとき本当にいい顔してる。
バンドのおじさま方もすご腕。いい感じ。
ダンサーもいい感じ。
ハンナのご両親も幸せそう。ファンも嬉々として。
多くの愛情に包まれて、歌っている彼女の姿を見ていると
自分まで幸福に包まれる。
ありがとうハンナ、素晴らしかったよ。