昨日の雨にもかかわらず、
期末テスト中にもかかわらず、
高3の娘が塾へ行くという。
「今日は、小論文やから」
「燃えているんやね」
「先週の小論文は模範解答にならんかったから、悔しいねん」
「ふーん」
お祝いの会の途中に娘から電話。
「お母さん、また模範解答になった!!」
大雨で息子も娘も塾と駅まで迎えに行って連れて帰りました。
帰って、娘の小論文と、課題文を読みました。
近頃の大学入試の小論文は、
こんなにレベルが高いのか、
とため息が出ます。
「どう?この小論文」
「う?ん、お母さんでもここまでの文章、
今でもよう書かんかもしれへんわ」
「自分としては、納得してないねん」
「どうして?」
「ばらばらでまとまれへんかった」
「ああ、そう・・・。」
「先生に相談したら、
人文科学は、文学部しかないから、
社会科学がいいんじゃないかと言われたんやけど」
「そうやね、自分の進む道に合った学部を探す方がいいね」
たいがい息子の中学受験のレベルを見ていても、
確かに学科の内容は驚くほどレベルが高く、
公立の小学校の授業レベルだけでは、
到底、競争にはならないのが現状。
でも親として思うに、
自分の子どもたちを見ていて
精神性や社会性の幼さと学習のレベルの高さとの
ギャップをどこで埋めるのか、
人間関係の中で、あまりにも学んでいることが
体験として少なすぎる。
経済観念についても学べていない。
お金のことをあまり子供に言うな、
という意見もありますが、
私は必要なことは言って聞かせています。
「6年になったら塾の夏期講習13万円やね、集結特訓は3万円。」
「高校の学費は、軽減助成だけやから、うちは今までどおり」
「ええ?橋下さん、無償やっていうてたやん」
「残念でした。実際は所得ごとの軽減助成だけ」
「ええ?なんやあ」
「まあ、あんたらが大人になって子どもを持ったら、わかるよ、しっかり勉強しなさいよ」
という具合に。
こどもたちに電気料金や水道料金のレシートや
家計簿を見せるのも一策です。
今回の小論文の娘の回答と課題文を掲載します。
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