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典子 7月21日

「僕の妻も典子っていうんです。字も同じです。」

「そうですか、じゃあ、わたしのことよく思い出してくださいね」

 

橋下さんが、初めて大阪府の知事選挙に出馬された時、

堺の私たちのところへ、

当時の堺市の自民党さんに連れられてこられた時の会話です。

 

7人もお子さんがいらっしゃると聞いて、

少し驚いていました。

おんなじ典子さんでも

橋下さんの妻の典子さんは大変だな、と。

 

あれほど忙しい夫なら、

まったく子育てにもかかわる暇がないでしょうし。

 

と思っていたら、

妻が妊娠中の不倫騒動ですか。

 

妻にとって、

妊娠中の夫の不倫は一番腹が立つものです。

腹が立つとかどうとかより、

信頼関係がぷつっと切れます。

 

ヒラリー・クリントンは、

将来の自分のために夫の不始末を許した体になっていますが、

それでも、

とっくに夫への信頼などなかったからできたこと、

とたいていの女性はわかっていたはず。

 

男の生理がどうのこうのは、

まったく妻には通じません。

 

結果どうあれ、

典子さんの心のなかで、

確実に何かが失われることでしょうね。

 

それにしても、アメリカの大統領選挙などの場合、

立候補するまでの経歴にこんなことがあったら、

出馬できない。

それくらい政治家に求められる、

それこそモラールは厳しいですね。

 

日本の場合宇野総理は、

辞職に追い込まれましたが、

未成年にわいせつ行為を行った、

東国原さんは宮崎県の知事になりましたね。

反吐が出ましたね。

選挙で当選したら、罪は消えるんですかね。

 

今回の橋下さんもこの国の中で、

甘い対応をされるかもしれませんが、

それにしても安っぽい話です。残念ですね。

 

この話が、男ってこんなもんですよ、

でも仕事ができたらそれでいいんですよ、

英雄色を好むっていうでしょう、

なんていう話になってきたら、それは違います。

 

妻一人守れない人、

妻の信頼を獲得できない人は、

やっぱり市民の信頼も最終的には

獲得できないと思います。

 

ご夫婦二人の個人的問題に済まされないわけです。

妻が仮に許したとしても。

橋下さんならず、

政治家はこの点について、

十分な配慮が必要です。