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長崎原爆の日、の市長のメッセージ、国に安全なエネルギーを求める 8月1日

8月は長崎、広島の原爆の日。

世界中でこの日に、

被爆者への追悼などのイベントが開催されます。

今年の8月6日の長崎の原爆の日の式典で、

長崎市長があいさつの中で、

国に対し、原発の是非には触れないけれども、

国民の安全安心な暮らしを確保するための、

安全なエネルギー政策の具体的な取り組みを進めることを

要請することが、明らかになりました。

 

67年前、原爆を投下された長崎と、

今回の福島原発の事故による福島県民の人々がだぶる、とも。

 

広島、長崎に投下された原子爆弾は

ソフトボールくらいの大きさです。

その中身は「プルトニウム」という放射性物質。

今の原発が稼働していると、

廃棄物として大量に発生してくるのもプルトニウムです。

 

ご存じのとおり、

長崎と広島の原爆は瞬時に何十万人もの人々の命を奪い、

かろうじて生存した被爆者の方々は、

戦後67年たっても、いまだに苦しんでおられます。

 

プルトニウムは、

耳かき1杯の量で、数万人の命を奪うといわれています。

原発の事故で、

目には見えない粉が風に乗って、人間の体内に入って、

瞬時ではなくじわじわと体をがんで蝕んでいくのです。

 

いまだ原爆の被爆者の方々のなかで、

原爆手帳すら認定公布されない方々も大勢います。

 

結局、福島の人たちも将来的に発がんして苦しんでも、

原発事故との因果関係が立証できない、

という理由で放置されることは、安易に想像できます。

 

このような国のあり方はおかしいです。

 

長崎の市長も、このあたりの点について、

強い思いを持っておられるのだと思います。

 

毎年、長崎や広島の市長が、

切実なメッセージを発信されています。

どちらかというと、

海外の国々の方が、真摯に受けとめていると、

わたしは感じています。

 

 

広島原爆の日:エネ政策の確立要求 平和宣言の骨子発表

毎日新聞 2012年08月01日 12時01分(最終更新 08月01日 12時14分)

 

被爆者代表 中島さん

朝日新聞 2012年08月01日

 

 

広島原爆の日:エネ政策の確立要求 平和宣言の骨子発表
毎日新聞 2012年08月01日 12時01