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津志本さんの薔薇 8月17日

梅村龍三郎の晩年の薔薇の絵。

あの薔薇は泉州の津志本さんの薔薇です。

 

そのことを記したのは司馬遼太郎さんです。

 

毎年、お誕生日に夫がこの薔薇をくれます。

真夏の薔薇は手入れが大変です。

朝晩、花瓶の水をかえ、茎を洗い、

氷を日に3回ほど花瓶に入れて、水切りをします。

花の美を保ち、命を長らえさせるためには、

本当に手間が必要です。

 

津志本さんの薔薇は、茎が太く、咲ききるのが特徴です。

唐九郎さんと同じで、

ご自分が作った薔薇で不本意なできのものは、

すべて捨てるそうです。

 

けれど見事な薔薇です。

 

ちなみに司馬遼太郎さんが

津志本さんの薔薇のことを書いた文章の題名は

「私の誇るべき人」。

 

わたしも尊敬する方の一大事の時には

この薔薇をお送りしたりします。

 

 

うーん、すてき!

 

この写真の薔薇が津志本さんのオリジナルの薔薇です。

お店にはオールドローズ系のものもたくさんありますが、

真夏の薔薇でこの見事さ。

驚きの美しさです。

 

どうもありがとう、

と思わず薔薇にお礼をいってしまうほどでした。

ほんとうにありがとう。