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日本大学大学院に合格しました 2月19日

昨日合格発表がありました。

きょう東京から戻ると、

合格通知が届いていました。


自分の大学受験の時はすべからく不合格で、

相当落ち込んだことを思いだして、

合格通知はこんなに封筒が大きくて、

いろいろ入っているんだ、

と今さらながらにしげしげと眺めてしまいました。


50の手習いとはこのことです。


父の跡継ぎになろうと医学部受験に失敗し、

アウトドロッパーとしてうつうつとした青春時代を送り、

三国ヶ丘高校の前を通るたび、

少々、チクッと胸が痛み、

でも前を向いてがんばろうと今日まで来れたのは、

やっぱり両親と恩師と今私を支えてくださっている

皆様のおかげだと本当に感謝でいっぱいです。


子どもたちの受験もなんとか、

潜り抜けられたのも本当に周囲の皆様のご理解と

ご協力なしにやってこれるものではありませんでした。


議員になってからも乳飲み子を抱えている私に、

宿泊を伴った視察は無理をしなくてもいい、

議員の親睦の懇親会も2次会まででなくても、

「早よ帰ったりや」と議会の先輩や

同僚の温かいご配慮をいただけたことは、

本当にありがたかったです。

今でも、塾の迎えなどで、

とことん皆さんにお付き合いすることは

なかなかかなわなかったのですが、

「付き合いが悪い」なんてことは一言も言われず、

そんな先輩や同僚にいつも心の中で手を合わせていました。


大学院で勉強したいと思ったのは強い理由が一つあります。

女性の地位が135か国中101位というわが国の状況。

敗戦後のわが国において、

GHQによる国防婦人会から全国で婦人会が結成されて67年。

日本の女性運動は平塚雷鳥、高群逸枝、与謝野晶子、

加藤シヅエ、市川房江・・など歴史を変えてきた

多くの女性リーダーたちによって

確かに脈々と女性の地位は向上してきましたが、

遅々としてそれが進まず、

法整備が進められても実質的な女性の地位は先進国最低。


自分も母や祖母の時代からの女性団体活動を継承しながらも、

この原因は何か、

これを打開するにはどうすればよいのかを、

今ここで検証し、

新たなアプローチを開発したいという願いからです。

今の日常のままでは、

ただただ日々の雑務と用事に流され、

熟考し、たった一つの理論形成を行う時間が取れません。

大学院において、

今だからこそ自分がこれまでの仕事や活動に生かすためにも

研究したいという思いが強まったのです。

というより必要に迫られているという方が適切です。


大学院受験の際の研究計画のテーマは、

「ジェンダー平等社会の実現に向けた新しいアプローチについて」


様々なリサーチの中でも、特化すべきは、

ジェンダー平等がいかに社会的、文化的、

また経済的に現社会に利益をもたらすかということの実証です。


今日、娘が1万人の受験生の一人として

大学の校門から出てくるのを待つ間、

その大学構内の本屋さんで、

「学術論文の作法」という本を買いました。

全く未知の世界のことなので、

基本的なことぐらいは知っておかないと、と思って。


頑張ろうと思います。

できるかな、という不安もありますが、

おおかた30年近くフィールドワークを実践してきた自分として、

やらなきゃ、という思いに駆られています。


日本大学大学院 総合社会情報研究科 国際情報専攻博士前期課程。

日本初のサイバーゼミを実施している大学院です。

だから年間に何回か集合ゼミや合宿に参加し、

それ以外はパソコンによるテレビゼミや授業が行われます。


がんばってみます。