昭和3年生まれの父は、今年87歳。
昭和10年生まれの母は、生きていれば80歳。
母が64歳の時に他界してから16年。
母の遺言と父の希望で私の家族は父と同居している。
父は5年前に脳梗塞を患い、右半身軽いマヒが遺ったけれど、
今なお現役の精神神経科医として、診療を続けている。
そんな地域医療に貢献する父をすごいと思う。
かつては、私も医師をめざしていたけれど、挫折。
父を落胆させてきた。
けれど、ケアマネージャーの資格をとったとき、
そして今、修士の学位を取得すると、
今まで褒めてくれたことのない父が、
「たいしたもんや」
と、褒めてくれた。
「お母さんの仏壇に供えときや」
と。
ああ、今日はいい日。