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この国の未来を想う......ひとりごと 6月16日

昨日の夕焼けのきれいなこと。
金色の空が、薄いピンクから深紅に染まる。

 

 

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こんなに美しい風景があるにもかかわらず
カジノ法案が可決された。

大阪の首長が前のめりになっているとニュースが報じていた。
反して東京都や横浜市の首長は、触れず語らず。

こういう政策決定を見るとき、自らの非力を痛感する。
いやになる。

賛成する多数派議員は、本当にカジノなんてものが、
}経済を活性化させ、負の側面がギャンブル依存症だけだと
考えているのだろうか。

最初から、カジノの客の7割は国内からと見込んでいるというのに。

真夜中のテレビ。少し売れているお笑い芸人と言われるタレントたちが、
堂々と性風俗の利用を赤裸々に語り、笑っている。

チャンネルは読売テレビか…。

昨日、堺市はSDGs未来都市に選定された。

その日にカジノ法案の可決。

小さいながらも、常に地球規模の視座で国際社会の動向を見据えて、
学び、活動している市民の想いが、無惨にもぶち壊され、
適当な詭弁まみれの言い訳が、まかり通されていく。

見かけはゴージャスなIR。立派なホテルやエンタテインメント施設が
ドーンと整備される。そしていわゆる賭博場が。

運営企業は外資企業。

まあ、ご存知だとは思うが、これらのカジノ運営企業の重役が、
最近シンガポールやマカオで逮捕されている。
いずれもカジノの運営だけでなく、巨大な売春組織を運営していたことが
発覚したからである。

美しい夕暮れの空に想った。

冗談じゃないぜ。

一握りの誰かの、ちっぽけなのか莫大なのかは知らないが、
目先の利益のために美しいこの国の未来を、やすやすと売り渡してはならない。

そんなことのために、市民を喰いものにすることは許されない。

原発の構造と同じだと、つくづく感じた。

この美しい夕暮れの空は、みんなの空だ。

政治が守るべきは、この空の美しさと、この美しい空が人々に
もたらす平穏と安息と希望なんだと思う。

堺という町が好きだ。
堺を世界に打って出て来た。

だから、敵、味方的な諍いをやってる場合ではなく、真摯に真剣に、
持続可能な市民生活のための政策を遂行する使命がある。

足元を見ながら、世界を見る。
足元だけを見ていると、頭を打つ。
世界を見ているだけでは、足元をすくわれる。

明確なビジョンのもとに、一歩一歩、着実に前進したい。

あきらめない。