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今頃発表、ストロンチウム90、10都県で観測 7月26日

文科省が、震災から1年4か月たって、

今頃、ストロンチウムが

震災後最高値を記録していることを発表しました。

 

福島原発の事故以来、

各種の放射性物質の飛散が進んでいることを意味します。

最初はセシウムばかり言っていましたが、

ストロンチウムや、プルトニウムなど

一体、真実はどこに隠されているのでしょうか。

 

茨城県産の軟弱野菜や、

長野県産の野菜類などとにかく要注意をしてきましたが、

国のやることはこんなところです。

 

そして「あるにはあるが、健康被害はない」と言い切る。

 

健康被害がないものなら、

そもそも安全基準なんていらない。

微量かどうかなんて問題じゃない。

微量か大量かも本当のことはわかりません。

いずれにしても原発さえなければ、

発生するものじゃないのですから。

 

明日、堺東でまた脱原発の署名運動です。

 

 

 

10都県で放射性ストロンチウム検出

「NHK NEWS WEB 7月24日 19時56分」

 

 

原発事故のストロンチウムか…10都県で確認

(2012年7月24日19時44分  読売新聞)

 


 

NHK科学文化部が配信している

NHK「かぶん」ブログより

 

2011年04月13日 (水)
【ミニ解説・放射性ストロンチウムとは】
放射性ストロンチウムは、ウランが核分裂する時にできる放射性物質で、放射線の量が半分になる期間の「半減期」が29年のストロンチウム90と、50日のストロンチウム89などがあります。
ストロンチウム90=半減期が長い(29年)
ストロンチウム89=半減期が50日 
大気中に放出されると、牧草や野菜に付着し、とくに牧草を食べた牛の牛乳を通じて、体内に入り込むおそれがあります。
カルシウムと性質が似ているため骨に蓄積して、長期間にわたって放射線を出し続け、がんを引き起こすおそれがあるとされています。ほかの放射性物質と見分けがつきにくいベータ線という放射線だけを出すことから検出が難しく、放射性ストロンチウムが土壌に含まれているかどうか分析するには1か月程度かかることもあるということです。
1960年代には核実験の影響で世界中で大気中の濃度が上がったほか、1986年のチェルノブイリ原発事故の際にも周辺地域から検出されていますが、大気中に放出された放射性ストロンチウムが健康にどのような影響を及ぼしたかについてははっきりと分かっていません。
 
原子炉から出る放射性物質に詳しい東京大学大学院の長崎晋也教授は、「ストロンチウムは本来、核燃料の中にあるが、先月16日に採取された土壌から検出されたことは、すでにその時点で原子炉か燃料プールの核燃料がそれなりのダメージを受けていたことを裏付ける。ちょうどそのころには3号機などで水素爆発が起きており、粒子の状態で外に出て風で運ばれたとみられる。今後、土壌や植物への拡散、濃度の分布などについても調べる必要がある」と話しています。
 
環境中の放射性物質に詳しい日本分析センターの池内嘉宏理事は、「今回検出された放射性ストロンチウムはきわめて微量なので、吸い込んで体の中に入ったとしても受ける放射線の量は非常に小さく、健康への影響はないと考えて良い。放射性物質の対策としてはむしろ数万倍の量が検出されている放射性のセシウムやヨウ素によって健康に影響が出ないよう検討を進めるべきだ」と話しています。

 

2011年04月13日 (水)

【ミニ解説・放射性ストロンチウムとは】

 

放射性ストロンチウムは、ウランが核分裂する時にできる放射性物質で、放射線の量が半分になる期間の「半減期」が29年のストロンチウム90と、50日のストロンチウム89などがあります。

 

ストロンチウム90=半減期が長い(29年)

 

ストロンチウム89=半減期が50日 

 

大気中に放出されると、牧草や野菜に付着し、とくに牧草を食べた牛の牛乳を通じて、体内に入り込むおそれがあります。

 

カルシウムと性質が似ているため骨に蓄積して、長期間にわたって放射線を出し続け、がんを引き起こすおそれがあるとされています。ほかの放射性物質と見分けがつきにくいベータ線という放射線だけを出すことから検出が難しく、放射性ストロンチウムが土壌に含まれているかどうか分析するには1か月程度かかることもあるということです。

 

1960年代には核実験の影響で世界中で大気中の濃度が上がったほか、1986年のチェルノブイリ原発事故の際にも周辺地域から検出されていますが、大気中に放出された放射性ストロンチウムが健康にどのような影響を及ぼしたかについてははっきりと分かっていません。

 

原子炉から出る放射性物質に詳しい東京大学大学院の長崎晋也教授は、「ストロンチウムは本来、核燃料の中にあるが、先月16日に採取された土壌から検出されたことは、すでにその時点で原子炉か燃料プールの核燃料がそれなりのダメージを受けていたことを裏付ける。ちょうどそのころには3号機などで水素爆発が起きており、粒子の状態で外に出て風で運ばれたとみられる。今後、土壌や植物への拡散、濃度の分布などについても調べる必要がある」と話しています。

 

環境中の放射性物質に詳しい日本分析センターの池内嘉宏理事は、「今回検出された放射性ストロンチウムはきわめて微量なので、吸い込んで体の中に入ったとしても受ける放射線の量は非常に小さく、健康への影響はないと考えて良い。放射性物質の対策としてはむしろ数万倍の量が検出されている放射性のセシウムやヨウ素によって健康に影響が出ないよう検討を進めるべきだ」と話しています。