
天の半分というタイトルの本。
UN WOMEN日本事務所の
ミユキ・ケルクホフ所長代行からいただきました。
そういえば、
先日の東京出張で首相官邸や外務省にご一緒したとき、
英語版の同じ本を読んでおられましたね。
出張から帰ってきたときには、
私の机の上に置いてくださっていました。
「ぜひ読んでください、泣きます」という
メモが貼り付けられていました。
表紙の帯を見ただけでも
国境を越えた人身売買の被害者、
年間60万人〜80万人(米国務省)
性産業で「奴隷」にされている人の数は、
世界で300万人(著者)
毎年100万人のこどもが
強制的に売春をはじめさせられている(「ランセット」誌)
大半の国で、女性の30%〜60%が
配偶者や恋人から暴力を受けている(WHO)
毎年200万人の少女が、
少女であるという理由で命を奪われている(著者)
アジアだけで100万人の子どもが
奴隷状態で拘束されている(国連)
毎年6000人以上の女性が
「名誉殺人」によって殺されている(著者)
1分間に一人の女性が出産で命を落としている(WHO)
ふう・・ため息が出る。
これらを解決していくのがUN WOMENや女性団体の役割。
ここに書かれているのは、遠い海外の話ではなく、
堺市内の身近なところにある現実でもあります。