昨日、午前中は仕事をして、
あわてて荷造りして午後から高知へ。
高速道路が久礼まで開通していて、
2回ぐらいゆっくり休憩しても約5時間で夫の実家に到着。
普段、ほんとに何も親にできていない私たちとしては、
孫の顔を見せ、成長を見ていただくのが務めです。
夜、夫の弟夫婦らと晩御飯を共にし、
末の娘は、食後におじいちゃんと囲碁の勝負。
上の娘は、夫の幼いころのアルバムを見てはしゃいでいる。
私は、ニューヨークの時差ぼけもなく、
いつもどおりの一日20時間起きてる体制の日々。
でもやっぱり空気と水がうまい。
息が楽に感じるくらいである。
東京の友人にこちらの野菜を送ろう。
弟夫婦を見送り外へ出たついでに家族で散歩。
外灯のところに、
もしかしたらカブトムシやクワガタがいるかもしれない、
なんていいながら、
歩いているとなんと裏の家の物置に、
クワガタが・・・。
昆虫だいすきな息子が「ミヤマクワガタや!!」と歓声を上げた。
夫は
「網ないか、網ないか」と叫ぶ。
あるわけないだろ、なに言ってんだろ、この人と思っていたら、
背後の家から女性の声。
「なんですか、なにかありましたか」
夫の名付け親の、元窪川町長夫人のお声だそうだ。
「雅英、雅英やき」 おっと高知弁。
「あれ、かえっとるんね?」
「うん」
「網あるよ」
とすばやく、網を持ってきてくださった。
届いた、取れた!
「籠もあげよか?」
「ええ?ほんと?」
また、この女性は家の中に戻り、
二つの大小の虫かごというより、
ケースを持ってきてくださった。
土もひいてあり、木の枝も、餌のゼリーも、串にさしたスイカも入ってる。
小さい方をいただいた。
大きい方には鈴虫がたくさん。
女性は、その中から
「あっ、おった、ラッキー!これもあげるわ」
とコクワガタを取り出してくださった。
息子の喜びようといったらない。
帰省早々の大きな体験だ。
都会とちがって真っ暗な夜道を歩くのも怖がり、
小学生の二人はわたしのうでにまとわりついてくる・・。
可愛らしいものだ、とおもいつつ、こんな時間も久しぶり。
たった3日の帰省だけれど、
自然の中で、海水浴と釣りと貝ひろいと、親孝行と。
これで子どもたちの実質的な夏休みはおしまい。
しっかり相手をしてきます。
なかなかの面構えのミヤマクワガタでしょ。