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男性の悩み相談2月からスタート 1月25日

女性相談は、女性センターでは32年前から、

男女共同参画広場や、

健康福祉センターなどでもおこなわれてきましたが、

最近男性の相談も多いことから、

堺市が、北野田に移転した男女共同参画広場において、

男性のカウンセラーによる男性相談を始めることになりました。

年間3万人を超える自殺者は圧倒的に男性が多く、

これは日本の教育において、
ジェンダー平等が徹底されていないことも大きな要因です。

かつての軍国主義の中
自らの感情を表に出すことは男らしくない、

男だから人前で泣くな、男だから弱音を吐くな、たくましくあれ、

という男性像が理想化されてきました。
多くの男の子や男性たちは「男は黙って何とかビール」みたく、

自らの感情を押し込めて生きてきました。
自分の感情を整理することをせず、

本心から納得しないままに押し込められた気持ちや

感情が爆発するときには、

女性や子供などを殴ってしまっていたり、

声を荒げてものを壊したり・・。

でも職場では逆らえない・・。

黒でも白として組織の中で

ひっそりと息をひそめてついていく・・。

行きつくところ誰にも相談できず、

自らの命を絶ってしまう・・。

女性は、よけいなおしゃべりといわれても、

けっこう自分の気持ちを親や友人や周囲の人々に

吐露することを認められてきましたから。

男性カウンセラーが担当するのも、

「女性に弱音は吐きにくい、女性に相談して助けてもらうなんて・・

相談しにくいよな・・」と思ってしまう人が多いという想定からでしょうか。
いずれにせよ、

男性もどんどんご自分の気持ちを素直に言葉にして、

ストレスをためないように、

女性に暴力を振るわないような

感情のコントロールのトレーニングが必要だと思います。

いいことですね。

活用されることを願っています。