昨夜加藤良子さんが逝ってしまわれました。
長い間、私の母の時代から、女性団体活動を続け、
本部運営委員も歴任されました。
加藤さんは娘さんが横浜におられ、
同居をしておられますが、
住み慣れた堺にマンションを買われ、
行ったり来たりの生活をされていました。
世界中を旅し、行動派で勉強熱心な加藤さん。
ひとり静かに逝かれました。
昨夜からショックでしたが、
夜が明けてあらためて悲しみに襲われている感じです。
知り合いの葬祭会社にお願いし、
一安心していますが、
気持ちがぞわぞわ、ざわざわします。
こんな気持ちになるのは久しぶりです。
ご一緒した海外旅行で確か北欧山奥のホテルで、
室内プールがあるというので、
朝方、いってみると加藤さんが湯気の立つプールで、
花のついたピンクの水泳帽をかぶってすいすいと泳いでおられました。
いつもオシャレな加藤さんは、
水泳帽まで持ってきておられるんだと感心しながら
「おはようございます!」
と言って飛びこみました。
「きゃあああ?」と叫んでしまいました。
氷水です。
加藤さんは心臓にペースメーカーを入れておられたので、
その加藤さんがすいすい泳いでおられるから、
てっきり温水プールだと思って準備体操もせずに飛び込んでしまったのです。
ケラケラと笑いながら加藤さんが
「大丈夫?典子さん準備体操しないと、と言おうと思ったところだったのに」と
優しくおっしゃって下さったのを思い出します。
いつも笑顔で、写真を撮っては必ずいただいて・・。
そんな思い出ばかりが、浮かんでは消えてゆきます。
加藤さん、長い間ありがとうございました。
天国で母と一緒に楽しく過ごしてください。