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大阪桐蔭高校優勝物語 高校野球 4月4日

大阪桐蔭高校が、優勝しました。
投手の藤浪選手は身長197センチでダルビッシュ選手を彷彿とさせます。
10年ぶりの大阪の高校の優勝。
東北勢も福島の高校も震災被害に負けず頑張りました。

テレビで優勝のニュースが何度も報じられますが、

私はスタンド席が映るたびにSくんを探していました。

Sくんは近所の少年で、私の一番上の高2の娘と同い年です。

小学校は同じ東浅香山小学校に通っていました。

小学生のころからスポーツ万能で野球少年のSくんは、

成績も優秀で感じのいい少年です。

いつみても、

電気店を営むお父さんとキャッチボールをしていたり、

朝方暗いうちからお父さんとランニングをしたり、

中学生のころには、

きりりとした本当に賢そうなスポーツマンに成長していました。

Sくんは大阪桐蔭に入学しました。
けれど今回の選抜高校野球のメンバー18人の中に名前がありません。

あれだけ親子で頑張っていて、どうして?

毎年、何の気なしに見ていた高校野球でも、

試合が白熱すると感動の涙が流れました。
今年は、ずいぶん考えさせられました。
あれほど甲子園にあこがれていたSくんとお父さん。
どんな思いでここまで来たんだろうと。
みんな選ばれて野球部に入ってきて、

18人目と19人目などそう力に大差はないはずです。

厳しい世界がここにあるんだ・・・。
それだけでも、泣けてきました。
ユニフォームを着た選手たちが、スタンドで応援をしています。
どこにSくんがいるんだろう、と探しているとまた泣けてきます。
自分が親なら、どんなふうに息子とはなしをしたらいいのか・・。
そんなことを考えていました。
でも優勝です。お見事です。

スタンドの選手も含めての優勝であることにまちがいはありません。
おめでとうSくん!!
高校野球は、どのチームもすべての選手がおめでとう!ですね。