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息子の背中 2月24日

今日は、はつしば学園小学校のグラウンドで
私立小学校4校のソフトボール大会がありました。
息子が朝5時半の目覚ましをかけていても
なかなか起きられない様子ですが、
45分には飛び起きて着替え、
ご飯を食べて夫の車で学校に。

お弁当を持たせ、送り出しました。

今日の試合が、
息子にとっては小学校最後のソフトボールの試合。

参加校は、
帝塚山学院、賢明学院、近大付属そしてはつしば学園です。
この4校については数年前から見てきましたが、
それぞれに子どもたちがとても成長していました。

息子はここ数か月は全くボールも握らず、
受験勉強に励んでいましたので、
どうかなと思いましたが、
ピッチャー兼キャプテンとして、
 「痛いの痒いの」と言わず、
頑張っていました。
昨日学校のスキー合宿から帰ってきた娘も
一緒に応援に行きました。

同じ学校のお母さまたちが、
大きな声援を送り続けてくださいました。
私も負けじとチームの全ての選手に応援をしました。

優勝のあと、グラウンドに礼をして

朝6時には学校に来られて
グラウンドの準備をされるのは先生方。
素晴らしいです。
この寒いのに本当に愚痴を言ったり嫌な顔をなさるどころか、
率先してスポーツを推進してくださっています。
今日は、はつしば学園小の教頭先生も
会場校の総括者として最初から最後まで4校の先生方や保護者、
そして子どもたち全体に気を配られていました。

教頭先生からご挨拶

また、息子の担任である西依恵一郎先生。
勉強もスポーツも本当に一生懸命子どもをご指導くださいます。
長年にわたり、別の私立小学校で教鞭をとられてきて、
いつその学校の校長先生になられても
おかしくなかったほどの先生です。
はつしば学園小は本当にいい先生を
しっかりと見つけておられます。

西依先生

ベテランの先生方は、
それぞれに確固たる教育方針や
指導方法を持っておられるものです。
でも、素晴らしい先生は、ホントに掛け値なしに、
損得なしにまず子ども第一主義。
教えることが好き、子どもたちと一緒にがんばったり、
笑ったり泣いたりするのが好き。

勉強は何とか、わからせてあげよう、力をつけてやろう、
スポーツでは礼儀作法、ルールを守ること、そして技術、
勝つこと負けることの意味を教えようと一生けん命。

いじめなど生徒指導の問題でも、
とことん子どもを救うために、
こどもたちをよく見ておられますし、
子どもの話をちゃんと聞いてくれる。
そして親にも聞いてくれる。
「今日こういうことがありましたが、
このごろお家ではどうですか」とか。
しょっちゅうお電話や連絡帳などでご連絡いただきます。

お世話になりました

こうやって息子は育てていただきました。
間もなく卒業式。

小学校6年生の背番号1。
息子の背中はこれから、
いろんなものを背負っていくだろう。
今は小さな背中だけれど、
この小さな背中を押したり支えていただいたりしたことは
必ず彼の未来において、
やっぱり彼の人生の支えとなってくれるでしょう。

愛情の裏打ちのある教育こそが、人を育ててくれます。

試合の最後、
子どもたちは審判にお礼を言い、相手チームにお礼を言い、
先生方にお礼を言い、すべての保護者に深々と頭を下げて
「今日は一日応援してくださってありがとうございました!」と。
かつてキャッチャーで4番バッターだった母は、
息子とのキャッチボールの日々を思いだし、
息子とともに先生方に心から感謝しました。