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晶子記念館、利休記念館を「世界の文化と人権」の拠点に 7月5日

堺に晶子記念館や千利休記念館ができる、

という話はわりと全国に広がっていて

先日来、名古屋や鎌倉、東京、北九州の友人らと

電話で話していました。

 

晶子、千利休という世界的文化人が生き続ける町、

世界遺産登録をめざす百舌鳥古墳群を有する堺の町は、

本来、世界に冠たる歴史文化の町なんだ、

という認識は堺市外の人たちの方が強いと思えるほどの

電話の内容でした。

 

議会でもさまざまな質疑がなされていますが、

もっと奥深い「議論」が必要ですね。

単に賛成や反対やというのは議論じゃない。

 

記念館の進捗状況を見ていると、

とりあえず堺市の学芸員さんを中心として、

文化部がコンセプトなどを練り、

あとは設計業者に委ねる、

みたいな感じがありますが、

それだけではなかなかうまくいかないと思いますね。

せっかく優秀な学芸員さん(堺市の学芸員さんは

とっても優秀でやる気もあるんですよ)の力を、

有効に生かすためには、

まず建物全体の位置づけを

「堺の観光拠点」のとどまらず、

「世界の茶の湯文化の拠点」

「世界の女性の人権の拠点」に

クラスアップして、打ってでないと。

 

今後、これらの記念館の内容や運営については、

専門的なプロデューサーが必要です。

 

世界遺産登録の問題についても、

認定担当のイコモスなどについて精通し、

いわゆる提示されている条件以外に、

今回の富士山のように「新しい概念」を市民とともに

創出していくプロデューサーの仕事ができる人からの

アドバイスを活用することが必要だそうです。

 

専門家と共に市民の皆様の

堺の町を誇りに思う」機運を

盛り上げていくことが大事なので、

私たちも面白いことをやってみようと思います。