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穏やかな昼下がりに... 2月2日

昨夜、仕事も家事も区切りをつけて、郵便物を見ていると、
亡き父の臺北(台北)一中第39期生「思い出の記録」という冊子が
送られてきていました。

 

すでに昨年1月31日に他界した父の青年時代の話は殆ど
聞いたこともなく、敗戦後引き揚げ者として帰国した父は、
大阪市立大学の医学部に進み、本当は大学に残り研究者に
なりたかったところ、母親や7人の妹弟を養うため、臨床医になったと
いうことしか知らなかったのです。

 

臺北一中の写真や出席簿、戦時下に学徒動員されていた
様子がわかる写真が掲載されており、昭和45年頃から開催され始めた
同窓会が大阪で行われた際に、出不精だった父が2回参加している
写真があり、涙が出てきました。

 

ここまでの活動をまとめてくださった、千葉県松戸市の早川一昭様にお
手紙を書こうと思います。

 

父は、台湾が日本の占領下にあったとき、当時国の官僚であった
自分の父親に連れられ台湾に行きました。
家にはバナナハウスがあり、メイドさんが何人もいたそうです。

いわゆる日本からの高級官吏の子どもはたいてい臺北一中に通学し、
勉学も優秀で
父の同期の方々は、医師か弁護士、また最高裁の判事さんも
いらっしゃると聞いていました。

しかし台湾から引き揚げる際には、全財産が没収されたのです。

父の青年時代は、敗戦の時代。

本当にあの時代を経験された方々は、引き揚げ者でなくても皆さんが
苦労なさいました。

そのおかげで今があるわけですが、あらためて、戦争という
国家間暴力を憎みますね。

つくづくページをめくりながら、戦争の歴史を見ている思いがしました。

どうしているかなと、思っていたら、徳島県の日和佐から
小林陽子さんのたよりも届いていました。

相変わらずの面白い便り。瀬戸内寂聴さんも絶賛の便りです。

ウィーンの王室オペラを日本に引っ張ってきていたかと思えば、
今はウミガメの町日和佐の移住促進プロジェクトのカリスマ大使!^_^
陽子さんらしいわ。また会いたいね!

 

 

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T2の紅茶をいただきました。プロの同時通訳者として、
世界的活動を行う心友からのお土産です。
オーストラリアで一番人気の紅茶だとか。
蓋を開けると、バニラの濃厚な香りが!飲ませていただきましょ!

最近のオシャレ雑誌FRAUがSDGsの特集してます。なんか、
時代の中で悪質なものがはびこってきた感がある反面、
揺るぎない王道で、しなやかに未来を拓くものも広がってきていますね。^_^

さらっとじっくり読ませていただきます。

いーなぁ、外へ出て行かない一日!