こんばんは。
今日は、今年度最後の文教委員会でした。
教育長に、いつでも、どこでも、誰でもが学ぶことができる教育立国を、堺市から始めませんか?と堺市の教育ビジョンを問いました。
日渡教育長から、短時間にありったけのご答弁をいただき、熱意を感じました。
また、文科省からモデル授業とされた
「生命(いのち)の安全教育推進事業」について、堺市がモデルとなった経緯や目的をお尋ねしました。
性暴力の背景にあるジェンダーの問題を掘り下げ、中学生自身が学び考え、その後リーフレットを作成し、小学生に教えに行ってあげるという素晴らしい事業です。講師の方によると、例えばデートDVの問題を教職員全員が、きちんと研修している自治体など堺市以外にはないそうです。また常に、性暴力事案等について専門家による第三者的な会議体が設置されている市教委も他には見当たりません。堺市は、その点本当にすごい町ですね。
もう一つ、堺市のセクシュアル・ハラスメント防止ガイドラインの改定のポイントについては、LGBTQ+の人々を包摂するガイドラインとするとのご答弁でした。素晴らしいですね。
実はこのガイドラインは、今から18年前、あまりにも学校の教職員による性暴力事案が繰り返されていたため、対策として、私が文教委員会で当ガイドラインの作成を提案してできたものでした。当時それを担当されたのが瀧口現学校教育部参事、男女共同参画センター館長でした。
そんな瀧口参事が今年度で定年を迎えられるというので、本市のジェンダー平等教育についてのご所見を尋ねました。
素晴らしい具体的なご答弁でした。
市教委と現場と議会が「共に」、堺の子どもたちをはじめとする、すべての市民のための教育を創ってきたこと、これからもそうあることが再確認できました。
公明党の大西文教委員会副委員長からは、橘理事に質問され、橘理事が42年間の市教委での仕事の中で、O-157学童集団下痢症の事件で、多くの子どもたちが苦しみ、当時3人の児童が亡くなり、また近年にお一人が亡くなってしまわれた無念が、胸に刺さっていると涙を堪えきれずにおっしゃっていたこと。心ある職員さんの言葉に感動しました。
最後に今年退職される松下教育監をはじめとする職員の皆様に心からの感謝を申し上げ質問を閉じました。
本当にありがとうございました😊。
皆さん、これからも堺市のことくれぐれも宜しくお願い申し上げます。そしてお元気でいてください!