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秋。大銀杏が真っ黄色に染まるとき

秋はいい。いや秋もいい。今年の夏は暑かった。暑すぎたよね。
でも夏も好き。そんな夏がやっと過ぎて秋らしくなったな・・・と思っていたら
通勤途中に大銀杏の木。鮮やかな黄色。真っ黄色。空の青とのコントラストがきれい。
いつ頃からだろう。こんなに大銀杏の木に魅かれ始めたのは。
千住 博さんの大銀杏の絵に吸い込まれてからかな。家族そろって東大寺の奈良公園に行ったあの1日が、紅葉よりも大銀杏がきれいだと思ったからだろうか。
そのワケなど、人を好きになるのと同じでさして深い理由はないのかもしれない。
ただただ好きなのだ。見ていたいのだ。ワケもなくいいなあと思う。幸せなひとときだ。
理屈では、言葉では説明できない。それ以上考えてもたぶんワケなど必要ないとこにたどり着きそうだ。
そういえば、ところで千住さんの大銀杏の絵はおいくら?と聞けば、2千万円と聞いて、
ああそうなんや・・ で終わった。あの絵に描かれている大銀杏の葉っぱ1枚1万円なんやわと、さっさとあきらめがついたのはありがたかったね。それでもその絵のパンフレットを 壁に押しピンで貼りつけて、本物の100分の1の大きさでも大銀杏は私の心をどこまでも高鳴らせてくれる。いいわあ。紅葉狩りにもいけない日々だけど、 とっておきの大銀杏。堺の高速沿いの土井川公園の大銀杏も負けてはいない。毎日数秒の銀杏見物である。
よく、こんな排ガスまみれの公園で、これほど真っ黄色でいられるものだと思わせてくれる。土からそびえる太陽みたいだね。
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