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南アフリカ共和国のこと

南アフリカ共和国駐日全権特命大使、Dr.ボルドウィン・シィポ・ングバネ閣下との出会いは、平成18年7月の第32回国際平和女性フォーラムに大使をお招きしたのが最初である。堺女性大学の英会話の講師であるトーマス・カンサさんが、南ア出身の方で、今度の大使はとってもいい人なんだ。呼んでみれば?とご紹介下さった。ングバネ大使は、もともと小児科医で南アのナタール州で保健大臣をなさったこともある。


アパルトヘイト(黒人隔離政策)を乗り越え、ネルソン・マンデラ大統領が誕生して以来、南ア共和国は慈愛の精神のもと、教育、医療、産業の振興に力を入れながら、国の立て直しを図ってきた。エイズHIV感染や暴力、貧困と戦いながらも。南ア共和国は女性の大臣が40%、まもなく50%になり、ジェンダー予算やジェンダー統計を成功させている代表的な国である。要は、国の再生に女性のパワーをしっかりと活用することを実践している。もちろん金、ダイヤモンド、鉄、石油、レタメタルや非金属などの資源は世界一を誇っている。


南アは技術や指導者が不足している。


ングバネ大使は、典子委員長に女性の教育プログラムの考案と設立を頼みたいとしている。


典子委員長は南アの総領事館を堺に誘致し、両者の産業振興と互いに学ぶべき政策の研究を深めたいと考えている。ジェンダー平等の視点と実践に重きを置きながらも高齢化と不況が進む日本そして堺の発展のためには、南アフリカとの交流は大きなメリットがあると考えている。


典子委員長は、南アと同じく、やはり堺は救命救急センターの設置をはじめとする医療の充実や子どもたちの教育の充実にもっとお金を作るために南アの総領事館が必要であると確信している。