三連休、隙間なく仕事しており、先輩お二人とのお別れもして、イベントの間に市民相談に寄り添います。
今日、SACHICOの久保田理事長と話していると、Sさんが突然訪ねてきました。時給100円のB型作業所からの帰り道だという。土師にある作業所で、Sさんが住んでいるグループホームは長曽根にあるから、わが家は帰り道ではない。わざわざ来てくれたのだ。はて、来ている服や靴はよごれており、肌は日焼けして濃い褐色。もともと痩せ型の人だが、さらに痩せている。
「ちゃんとホームには帰ってるの?」「ちゃんと食べてる?」ちょっとずつ小出しに質問する。
基本、彼女が一人で喋るのをしっかりと頷きながら聴く。
こちらからの質問への回答はすべてYES。
彼女は、同志社大学出身だが、いつ頃か精神科医である私の父の診察を受けていた。私の母も含めて、お世話になったと何度もいう。
そんな経緯で、私のfacebookにもコンタクトがあり、ずっとお付き合いしています。
しかし、自宅に来られるのは初めてのこと。
議員として、また人としてできることは、寄り添って話を聴くこと、困っておられる具体的な事案の解決を図ることに尽きます。
1時間話していてもめったに視線は合わないんだけれど、落ち込んでいる彼女の背中をなでるつもりで応対し続ける。
それでも生きてほしいから。
孤独や不安に押しつぶされそうになるのは、あなただけじゃないし、あなたは一人じゃないからね。
尽きない話に、フッとため息をついて、彼女は自転車に乗った。
後ろ姿に祈りながら見送る。
「しんどい時は、いつでも来てね。」

