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もののはじまり何でも堺 牛乳パック、アルミ缶リサイクルの巻 11月12日

今、スーパーやデパートなどの量販店の入り口には、

当たり前のように牛乳パック、アルミ缶、スチール缶、

ペットボトル、トレーなどの回収ボックスが置かれています。

実はこれ、

堺市女性団体協議会と堺市消費生活協議会が運動してから

始まったんですよ。

堺市内のスーパーやデパートなどの量販店に呼びかけたのです。
それが1989年。
最初はどのお店も、社員との労働契約に、

牛乳パックやアルミ缶の回収業務が含まれていないとして、

回収を拒否。

そのかわり消費者団体と女性団体の役員や会員が、

毎月2回、各店舗の店頭で、テントと机を用意してもらい、

牛乳パックは洗って干して、

切って開いて束ねて持ってきてください、

アルミ缶は洗って持ってきてください、

と消費者啓発活動を自ら行いました。

もちろんボランティアです。

協力してくれるスーパーやデパートなどすべての店舗に1年間。

雨に日も風の日も、です。

買い物に来られる消費者の関心が高く、

相当な牛乳パックとアルミ缶が集まるようになり、

ダイエーやイズミヤ、また高島屋さんやライフなど

堺の店舗から全国へと広がりました。

ここから量販店のエコが始まったのです。
回収ボックスが各店舗におかれましたが、

これを回収してくれる業者さんを探しました。

あのころは、

協力して下さったのは堺市東区の大林商店さんだけでした。

大林商店さんは今や大阪府全体のリサイクル組合の代表です。
時代ですね。

今頃、うちにも分けてくださいとおっしゃる業者さんもありますが、

やっぱり仁義ってありますよね。

リサイクルの回収ボックスはこうして堺から始まったのです。
 

牛乳パックの回収利益は別紙のとおり、

毎年1円残らず、

堺市の緑化基金に堺市長を通じて協力しています。
アルミ缶の回収利益は

災害の被災地への義援金として1円残らずカンパしてきました。

21年間の継続です。

 

※各画像をクリックするとPDFファイルが開きます。

「牛乳パック・アルミ缶回収報告とお礼