おはようございます。
昨日、堺市の公立幼稚園第一号である、
第一幼稚園の第115回の卒園式がありました。

















少林寺小学校に併設されているこの公立幼稚園の、
すみれ組19名の卒園式は、ゆったりと落ち着いて、
ぬくもりのある愛情に溢れたもので、
つくづく自分の子育ても含めて考えさせられました。
私立と公立幼稚園のちがいが明確に現れていました。
子育て支援に本当に必要な視点は何か。
基本に立ち返って、政策を実行する必要があります。
行財政改革の視点だけでは、教育は大切な子どもや
保護者を含めた人間教育の視点が欠落しかねません。
第一幼稚園の保護者会の皆さんは、
こんな素晴らしい幼稚園の存続を求めておられます。
当然のことです。
堺の子どもたちのために、また持続可能な堺市と日本社会、
地球社会のために。
山下さんの保護者代表としてのお礼の言葉にすべてが語られています。
掲載していますのでご覧ください。
この世に生を受けて、齢7歳の子どもたちの
のびやかな笑顔と一生懸命さと、お行儀の良さ。
いろんな家庭環境の子どもや障害を持つ子どもに寄り添い、
決して一人も置き去りにしていない第一幼稚園の先生方の熱心さ。
国際社会がめざしているSDGs、持続可能な開発目標を
実行されているのは、公立幼稚園ならではです。
今流行りの市民目線、
現場主義などと私はわざわざ標榜しませんが(笑)、
実際いくら現場に行っても、大切なのは感性と、学びと、
政策化の実行力で、単に他都市の流行に乗っていく根拠も
信念もない、つまりビジョンなき政策や行政は、
市民の意思と乖離してしまいます。
偏った権力構造における、感情的な意思決定システムは、
現在のような書き換え問題を生み出してしまうのだと考えています。
堺市は、子育て支援が重点政策。
就学前教育にも堺市が責任を持って遂行することが求められますね。
ご卒園、おめでとうございます!