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日渡教育長、新教育事情語る!〜文教委員会意見交換会〜 7月6日

昨日、文教委員会意見交換会が開催され、
日渡教育長のお話を傾聴しました。

 

 

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39ページに及ぶ資料もご用意いただき、教育についての世界事情、
例えば教育委員会というものは世界で2か国にしか存在しないこと、
学校に求められる内容のちがい、とくに家庭教育と学校教育の
役割の明確な分担と連携から始まり、
人生100年時代の教育の変化について語られました。

 

1時間の盛りだくさんのお話を、あくまで私にとってのリマインドとして
要点整理をさせていただきます。

・堺市の教育については、まず市教委の職員や教職員と
「教育」とは何かという定義の共通認識を持つことが必要。

・教育とは、人格を完成させる営みであり、
平和で民主的な国家や地域社会をつくることに貢献できる人を育てること。

・市教委が携わるのは、人生100年のうちの6歳から15歳を
主な対象としているが、本来は、0歳から100歳まで家庭教育、
社会教育との関連があり、その全体像を見ておく必要がある。

・2040年がシンギュラリティSingularity
(人工知能が人間の知能に匹敵もしくは超えるという特異点)と
想定される中、今の子どもたちは、
ポスト シンギュラリティの時代を生き、担うわけで、
そんな子どもたちに明治以来140年、
日本の教育は、
その価値観や手法が変わっていない。

・未知の時代を知らない私たちが、教えているという葛藤!

・しかしながら、学校教育の価値観を変えて、
社会の合意で学校を支えていただきたい。
そのためのシステムづくりも必要。

・学校と教育行政の自立。

平成10年の中教審答申では、今後の地方教育行政の在り方として、
学校の自主性・自律性の確立を求めている。

具体的には、学校裁量権限の拡大、校長・教頭への適材の確保と

教職員の資質向上、学校運営組織の見直し、学校事務・業務の効率化、
地域住民の学校運営への参画等。

 

これらの点については、力説されておりました。
裁量権がなければ堺市の教育は変わらない。
目的を明確にした裁量権を持ち、予算や人の手立てが重要だと。

 

この他、コミュニティ・スクールの在り方や学力とは何か?

など、1時間でしたが、有意義な内容で、

日渡教育長が、非常に弾力のある姿勢で

堺市の教育を「優秀で真面目な教職員」の皆さんと一緒に
しっかりと変えるためのアプローチをしていきたいと、締めくくられました。

おそらく、これはほんの入り口だったと思いますが、
世界の情勢や時代の進化、またご自身の緻密な研究データをもとに、
広く深い先進的な教育についてのお考えを示されました。

すでに新しい取り組みや教育改革を進めている自治体はあります。

大学入試も変わるし、企業の在り方や人にしかできない仕事が
選別される時代になります。

 

今年の文教委員会で、しっかり堺市の教育のいい所は
さらに磨きながら、時代を見通せる教育に変えていきたいですね。