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改革について。教育は世界基準の一歩先を! 2月7日

 

手法を変えることや壊すことだけが改革ではない。
改革には実力と協力、そして総合的なビジョンと
具体的なカリキュラムが必要で、風呂敷を広げるだけでは成功しないと
考えています。

 

今朝、NHKの番組に広島県教育長の平川理恵さんの
公立中学校の改革の取り組みが紹介されていました。

平川さんは、民間校長として41歳で横浜市の公立中学に
抜擢された方ですが、ご本人の実力と世界を見てきたご経験を
思う存分に発揮され、そして広島県教委に。

 

ご本人の実力と共に、平川さんの考え方を理解し、また共感しながら、
その実行力を実践化した横浜市や広島県の器量と決断も
素晴らしいですね。だから改革が進んでいます。

 

単に民間校長制度という新しい手法だけをとっても、
その人の実力や周りの受け入れ体制や協力がなければ、成功しません。

私は、堺市議会議員として、政治や行政が一番力を入れるべきは
教育だと考えています。

もちろんすべての市民が幸せに人生を生き抜くための教育、
そしてやはり子どもたちの教育については、就学前教育と
学校教育は重要です。

様々な格差が拡大している環境の中に生きている子どもたちを
「誰一人取り残さない」SDGsの理念のもとに、しっかりと実現するには、
貧困や虐待、性暴力、いじめ、不登校、障害や病症などの状況に
ついての課題解決や配慮、そして寄り添いの在り方を含めて、
一人ひとりの子どもたちに応じた多様な教育の選択肢が必要です。

国は、ようやく子どもたちにタブレット端末の導入を決め、
小学校から英語教育を教科化するとのこと。

遅きにすぎますが。

これを受けて、堺市教育委員会も準備に追われておられます。

堺市の永藤市長も学校の英語教育にICTを活用して、
どんどん他国の子どもたちと実際に会話をすることを提案されました。

もう近隣の韓国や中国など、また世界の先進国では、
このようなICT教育のみならず、短期留学の交換制度なども
20年以上前から実施されていますから、しっかりと進めることが必要です。

 

ただ、このような一つのカリキュラムを学校現場の先生方に
任せてしまうと、いきなり負担や無理が生じることが予測できますので、
市教委や市の関係部局と学校現場の先生方が連携して、
カリキュラムを組み立てることが必要ですし、
その際、総合的な英語教育のプログラムを考える際の
専門家集団やスーパーバイザーも必要になりますね。

 

教育は、時代の先見性、世界の動向、
子どもたちが生きる社会課題を常に熟知して、
未来を創造する子どもたちの多様性を包摂しながら、
育てていくことですね。

 

上から目線の押しつけや決めつけを取り払って、
先生も親も大人たちも子どもたちと一緒に教え、教わり、育ち合う。

ユーモアがあり、笑いの絶えない居場所。
静かに過ごしたい人は、なんとなく静かにいられる居場所。
けど自分をしっかりと持っている人になれる。

もしかしたら、それは学校という場所に限らないかも知れない。

そんな多様な教育の選択肢や居場所づくりが急務だと考えています。

 

金沢21世紀美術館の中から、屋上に棒を持って空を
見上げている人がいました。
これも一つの作品でした。

「雲の長さを計る人」。面白いですね。

そして屋根のない展示室。
空からの雪が降って来ています。

さらにはあの奈良美智さんの大きな犬。
子どもたちが自由に触って、乗って話しかけていました。

改革って、まずこういうことだな。
さりげない変化の背景に、進化のための努力や協力、
尽力があることに気づく感性があるか、ないか。
それをいかに発展させるか。

勝手な決めつけや押しつけでない、感性豊かな政治や行政が、
堺市の大切な文化や歴史を土台に、さらなる持続可能なまちづくりが
実現すると確信しています。

日々のお弁当も、やっぱり考えてますよね。^_^常に世界を見ながら。

今日も爽やかな一日を

 

 

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雲の長さを計る人。@金沢21世紀美術館。

 

 

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屋根も天井もない展示室@金沢21世紀美術館

 

 

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奈良美智さんの大きな犬。壁にかかっている犬の着ぐるみも
自由に着て遊べます。

 

 

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今日のお弁当。^_^