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学校安全を考える日 7月15日

O-157学童集団下痢症が発生した平成8年。

あれから15年。
今日学校安全の日に、

O-157学童集団下痢症の犠牲者や被害者に対して
追悼と誓いのつどいを第1部で行うそうです。

2年前から教育委員会が学校安全を考える日に

このようなことをやり始めました。
それまでは、

平成10年からずっと「堺市健康づくり市民会議」が

追悼と誓いのつどいを実施してきました。

2年前の考える日は、

追悼も誓いもなく、

教育長が新任教員にむけた訓示の中で

O-157学童集団下痢症という忌まわしい食中毒事件があった、

ということを伝えただけで、

追悼と誓いのつどいになっていないという指摘をしました。
市民も参加できなかったし。

昨年の学校安全の日も、

追悼式を行われましたが、

参加した市民会議の樋上先生や他の役員の皆さんが、

やっぱり違う。

我々市民会議がやってきた追悼式とは違う。

市民参加ができない。
だから昨年は、

やはり堺市健康づくり推進市民会議の有志(といっても全員)で

「追悼と誓いのつどい」をやり直しをしました。

そして今年。
今年は事件発生から15年。
私は、教育委員会に

「今年は15年目だから、本当に解決に向けて、

きちんと追悼と誓いのつどいもやらないといけない

のではないでしょうか。
市民会議と相談してやりましょう。

と投げかけをしていましたが、

きちんとした返事や協議もなく今日を迎えています。

一昨日、担当課長がきました。

何を言いに来たのかさっぱりわかりません。
昨日、担当部長が来て、

何も言わずに頭を下げています。
何を言いたいのかさっぱりわかりません。

今日のプログラムを見ると、

800人から収容できるホールでやるそうです。

「今年は追悼の色を濃くしました」
と、一昨日の課長がそれだけ言いました。
「追悼の色を濃くする???」

私は呆れ返りました。

今までも行政はこんなことの連続でした。

でも、これを表に出せば、

ご遺族や犠牲者の方々をさらにきずつけることになります。

だから、私たちは伏せてきました。
でもね、限界です。

追悼の色を濃くするとか、もののついでに追悼式などできません。

心もないのに、

こんな人たちがこんな感覚でやる追悼式など、

逆に故人への冒涜にさえ思います。

こんな人たちが、

ご遺族や被害者の方々との話し合いをしてきたのです。
怒らせることや、

傷つけることはあっても、

解決など、道筋もないでしょう。

だから15年たっても、

ほったらかしなんですよ。

市民会議は6月の総会の時に、

今年も「追悼と誓いのつどい」を別にすることを決めています。

本来は当然、

堺市として、堺市教育委員会としてやるべきことなのです。
やれない理由を「加害者の立場だから」と言い続けてきました。

昨日やってきた部長に申し上げました。
「都合のいい時に加害者、加害者と言わないで。

加害者であるという意識なんか、

あなた方のどこにあるのか」と。

子どもたちが、

将来、夢や希望を持てる教育をですって?
3人の少女の輝く将来を奪い、

その謝罪も追悼もきちんとできない人たちが、
きれいごとの嘘八百を堂々とよくおっしゃいますね。

あなた方と付き合っていると、

こっちは落胆と絶望の連続ですよ。
ご遺族も15年間、その連続だったでしょう。
申し訳なく思います。

要は、だれが総責任者で、

どんなリーダーシップが取れているかが、

問われるのです。
こんな部長らに、

任せっぱなしの責任は重大です。

私は子を持つ親として、

市民として怒りを持たざるを得ません。

けれどもこの15年間、

私の心から離れることのなかった3人の女の子のご冥福を、

心からお祈りし、

お詫びの気持ちでいっぱいです。
ごめんなさいね。

まだ、なんにもできていなくて・・・。