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平成25年度 第1回 堺市バリアフリー化検討委員会 9月18日

午後3時から、堺市役所 本館 地下1階大会議室。

 

法律が変わって、

以前は堺市交通バリアフリー化検討委員会でしたが、

もっと総合的なバリアフリー化を議論するための会議として、

ヴァージョンアップして会議が久しぶりに開催されました。

 

委員会の委員長は以前からの継続で、三星昭宏教授。

副委員長は大阪大学の石塚裕子教授。

案件は次の通り、

 

1、堺市バリアフリー化基本構想の策定について

 

2、堺市交通バリアフリー基本構想の進捗,検証について

 

3、堺市バリアフリー

 

4、新規構想策定地区の調査について

 

5、障がい者差別解消法―合理的配慮の不提供について

 

質問:視覚障がい者団体の代表者の方から

道路や駅のハード面を整備しても、

市民のマナーが悪くて危険を感じます。

ハード面だけではなく、ハート、

人の心や意識をマナー向上に向けて醸成していただきたい。

 

三星委員長

この問題については、

3つくらい解決の方法がある。

自転車のマナーについて、

教育委員会や警察などが協力して

自転車のライセンス制をもっている市もある。

重要課題として、今後この会議で取り上げていく。

 

質問:堺市ろうあ者福祉協会の代表の方から、手話で

市役所の横などの広い歩道に車止めのポールが立っているが、

黒いので夜、ぶつかってしまうので、何とかしてほしい。

また駅やバス停で災害の時の地震や津波などの情報を

電光掲示板に表示するなどわかるようにしてほしい。

 

中辻道路部長

確かに危ないのですが、

全部いっぺんに変えてしまうのは予算の関係でむずかしいので、

今後検討していく。

 

質問:堺市老人介護者の会

堺市内全体の交通標識などの表示サインが、

まだまだわかりにくい。

 

三星委員長

今のご意見も、

国のガイドラインなどに合わせて、

今後しっかりと考えていかない課題です。

時間がないので次の案件に。

 

 

 

久しぶりの会議とはいえ、

まず資料説明の多さにびっくり。

さらに、

重要なバリアフリー新法に基づく

新規構想策定地区候補が6か所示され、

その中から2地区を本日の会議で決定せよと、

お役所案の提示。

 

ちょっと待ってくださいよ、って感じですね。

こんな大事なこと意味不明のまま賛成も反対もできません。

 

けれど、最後に駅の無人化問題や、

ハンドル付き車いすやストレッチ式車いすも含めた

ホームと車両の段差・すきま解消、

車両の客席の車いすスペースの問題など、

8月29日の泉州TRYの皆さんの集会で出た意見や

講演の内容について、意見を申し上げました。

 

時間がないことを理由にしながら、

すでに決定された案を承認するだけの会議なら、

参加している障がい者団体の代表や

市民団体の代表を軽視していることになります。

会議の持ち方自体に少し憤慨しました。

ただ座長の三星先生とは、長いお付き合いで、

三星先生は専門家として本当に誠実な

 会議運営をしてくださる方ですので、

信頼していますが。

 

この会議、

人権局や、教育委員会、危機管理室など

メンバーに加えておくのが当然でしょう。

そういう時代です。

 

交通の関係はどうもいつも歯切れが悪く、

事業者に対してもこれでは、

ちっとも前に行きませんね。