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人間性 2月27日

O-157学童集団下痢症の犠牲者と被害者の方たちを悼む、

追悼と誓いのつどいを
もともとは堺市健康づくり推進市民会議が主催してきました。

堺市が政令指定都市になれば、堺市として開催するという約束でした。
堺市教育委員会が学校安全の日に開催するようになりました。
市民会議のメンバーは、出席はしましたが、

それまでの集いと違って、「これは少し違う」という

違和感にさいなまされました。

だから毎年それとは別に市民会議の有志が開催する運びとなりました。
有志といったってすべての構成団体20団体の代表が有志です。

思いを共有している有志なのです。


つどいでは、

主催者を代表して毎年堺市医師会の会長が追悼と誓いの言葉を、

また堺市長、教育長、そして市議会議長も

追悼と誓いの言葉を読み上げられます。

堺市医師会の、岡島前会長、樋上会長、竹山市長、芝村教育長は

追悼の言葉のなかで

むせび泣いておられるのがわかりました。

嗚咽をこらえておられるのがわかるのです。
でもこらえきれずに、聞こえてくるのです。

あの事件が医学的に見て、

「3人の犠牲者でとどまった」という表現があります。
私は、たとえその人が医学者であってもそこに人間性を見るのです。
「あなたの子どもなら、そんなことが言えるのか」と。
腹が立ちます。そんな風に人の命をとらえているのかと。

たとえ一人でも、

学校給食を食べて子どもさんの命が絶たれたら、だめでしょう。
3人もの少女の命と人生を奪ってしまったのです。
その家族の人生を一変してしまったのです。

しかもまだ解決していないのです。
ふざけるなと言いたい。

こんなことを言っていると

「山口議員はO157のことになると異様におかしくなる」と
言った部長級もいたらしいですね。

その人の名前など聞かなくてもわかります。

何と言われようと結構。

そんな人間が教育委員会の職員や、

学校の先生が務まるような市には先がありません。

そんな人が異様に出世していくのも私は冷静に見ていますよ。

中学の給食を、そりゃ推進したらいいでしょう。
親が楽をするためにですか?

子供たちの健全な育成のためであることは十分に分かっています。
しかし堺は、学校給食で3人もの少女の命を失っているのです。
簡単に言わないでほしい。
ましてや橋下知事の時代には、

差等補助で堺市と大阪市には給食の補助金を回さないといい、

大阪市長になったら、大阪市には給食の補助金を、と

大阪府に要求しているそうですが、

彼の頭の中に、堺の学校給食と子供の命の問題があるのでしょうか。

親も親として、給食で子供の命が失われたということを、

もっと真剣に考えなければならないと思います。

私も3人の子どもがいるので他人事には思えません。
毎日お弁当をつくるたびに、このことが頭を離れません。

樋上先生のお祝いの会で、そんなことを考えていました。
樋上先生や岡島先生などは、

やはり命の尊さに思いをはせておられる医学博士なんです。
だから一緒に活動できる。だから心底から尊敬と信頼ができるのです。

O-157学童集団下痢症は、

3人の少女が生きて帰ってこない限り、

またいまもなお被害に苦しんでいる方のお身体と心が、

元に戻らない限り、「本当の解決」にはならないと思います。 

だからこそ、せめて誠意ある人間性をもって

この問題に向き合わなければならないし、

一日もはやくご遺族の思いが、

少しでもかなえられるよう努力しなければならないと思うのです。