阪神淡路大震災から17年。
あの頃のことを思い出すと涙が出ます。
ニュースで涙している方々のこの17年を思い、
また被災し大切な方々を失った方々が、
東日本大震災の被災者に黙とうを捧げている、
思いを寄せられている姿。
東日本大震災の被災者が追悼式に参加しておられる姿は、
見るに耐えません。
心からのご冥福を祈りながらも、
また被災者への支援活動への決意を新たにするにも、
本当にそれに反して国や行政のふがいなさに、
怒りさえこみ上げてきます。
阪神淡路大震災の翌年に、
堺ではO-157学童集団下痢症が発生しました。
どちらも忘れてはならない、
忘れることなんてできない恐ろしく、
また悲しすぎる事件です。
O-157学童集団下痢症の問題に、
私は議員になる前から関わってきました。
堺市民として、
一人の子を持つ親として、
また一人の人間としてかかわってきたつもりです。
堺市ではご遺族との話し合いや、
いまだ後遺症に苦しんでおられる方々との話し合いで、
という理由でなかなか正式な追悼式を行えていません。
今までは堺市健康づくり推進市民会議という
三師会と計21団体の市民団体による
いわゆる市民の自発的な思いで
追悼と誓いのつどいを行ってきました。
2年前からは教育委員会が、
学校安全の日に追悼式典を行い始めましたが、
参加して市民会議の方々は、違和感を持っていました。
元副市長であり、
その前に教育長であった高橋 保さんは、
「政令市に移行したら、堺市として追悼式をやります。」と
断言しておられました。
にもかかわらず、
いまだ市としての追悼式は行われていません。
この件についてはまた詳しく書きますが、
阪神淡路大震災の追悼を見ていると
なぜO-157のあきらかな「人災」の犠牲者に向けて
きちんとした追悼式が行えないのか、
私には理解できないのです。