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新しい試み、女性の人権分科会をワールドカフェで。10代の大学生らも参加 8月20日

堺市人権協の年に一度の全体研修会。

毎年同じような形式で全体会は、午前中に講演会。

午後からの分科会は、基礎講座と4つの分科会。

 

竹山市長のごあいさつ

 

全体研修会の講演会

 

今年、「女性の人権」分科会は

ワールドカフェ方式で行いました。

 

女性の人権分科会

 

それまでの役員会や企画委員会などできちんと提案し、

承諾されたうえでの試みです。

 

人権問題の研修を分科会で、

となると参加者の発言が難しいと思います。

ワールドカフェなら、

何十人いてもすべての人が発言でき、

意見交換ができます。

 

最初に提言。

そしてワールドカフェ。

それからまとめ。

 

なぜワールドカフェか、

というと私自身が毎年この分科会の担当をさせていただいていて、

ほとほとうんざりしていたからです。

 

構成団体からほぼ同じ方々が参加してくださり、

女性の人権とはなにかということを

すでに10年以上行ってきましたが、

 

まず参加者の広がりがないこと。

さらに学習の深まりや積み重ねがほとんどないこと。

これは、この形式でやるから当然のことなのです。

 

なら、主催者側が少し工夫をしていき、

改善していかないと、と考えたのです。

 

提言


ワールドカフェは進行を担当する側の、

内容の準備を周到にすることが必要です。

どんな問いを投げかけていくか、

気づきから人権問題を自分自身の問題に引き寄せて見つめなおし、

さてこれから自分自身に何ができるのか、

というところまで。

 

参加者同士の楽しそうな発言や拍手

 

今回の人権協でのワールドカフェには、

10代の大学生らも参加してくれました。

大学でもジェンダーを学んでいるという彼女らは、

さすがにしっかりとした意見を発言してくれていました。

さまざまな年代の方々と話す機会もあまりない彼女らの感想は、

自分たちのおじいちゃんやおばあちゃんと同世代の方々が、

ジェンダーについてこんなに進んだ意見を持っておられることに

感動した、と言っていました。

 

10代の大学生チーム

 

各テーブルのまとめ一覧

 

さまざまな意見をうけて、これからどんな教育が必要かについて提言者もまとめ

 

そういう意味では、

堺市全体としての人権研修は一定の成果を見せていると

確かに言えると思います。

 

来年からはさらに参加者の広がりを持つために、

1年かけて堺市内の大学などに

呼びかけをしていきたいと思いますね。

 

主催者である人権協の構成団体が、

それぞれそういう意識を持って

努力することが必要だと思います。