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続・彩桜忌 4月4日

昨日の彩桜忌は、

400人以上のご出席者が、ほとんど雨風に出会うことなく
不思議なくらい、安全に来られ、帰途につかれました。
けれど主催者としては、多くの出席者の安全のために、

会場を急きょ女性センターに移動し、式典と文化事業を行いました。

野外での事業は、天候に左右されますので、

前もって施設の使用申し込みの準備もするのです。

 

顕本寺さんの桜と女性センター

 

式典の前に、

たまたま新任の行政の方々がお越しになり、

ごあいさつを交わしたり。

 

新教育長、木村教育長と

 

あわただしかったですが、

おかげさまで事業自体は、いつもどおりの旧交を温め、

文化と平和を愛する女性団体らしい、しあわせなものとなりました。
ご出席くださった方は、

この女性センターの建設を果たした先輩が多く、

女性センターへの愛情は深く、

みなさん33年前の建設当時の話に花が咲いていました。

 

女性センター建設の生き証人である寺岸顧問と


堺市においてこのような経緯で、

市民の運動と浄財によって建設された公共施設も唯一ですが、

これほど市民に愛され続けている公共施設も他にはないと思います。

「私は死んでからも、女性センターを見守る」と言った、

この女性センター建設の実現を果たしたリーダーである、

四代目女性団体委員長だった故山口彩子前委員長。
初代委員長の辻本八重さんからの精神を受け継ぎ、

名もなき多くの堺の女性たちとともに
戦後堺の復興から地域福祉、消費者運動、

女性運動、平和運動をつないできました。

 

喜びの参加者のみなさん

 

同時に「草の根の女性」が政治参画する、という道を開拓されたことも、

女性団体の先輩たちの先見の明であると感動します。 

堺出身の晶子をこよなく愛し、女性の人権確立と社会参画への熱意、

「おかしい」と思うことへの変革の行動力は結果がそれを証明しています。 

たとえば、50歳以上の単身女性が、市営住宅に入居できない、

なんでや?とか

オイルショックでトイレットペーパーがなくなる、電気料金も値上げ、

なんでや?おかしいやんか、となるわけです。

彩桜忌は、

こんな堺の女性センターや女性たちの運動の歴史を再確認し、

さらに未来を拓いていく、そんな文化事業なのですね。